庭じまいでコンクリートにする費用と、全部は固めないという選び方

PRこの記事には広告が含まれています。

晴れた日の家の庭。手前はコンクリートの駐車スペース、奥に木と花壇を残してある絵。「庭をコンクリートに。全部は固めない」の文字

庭をコンクリートにする費用は1㎡あたり1万円から1万5千円前後が目安で、車2台分ほどの30㎡なら27万円から45万円くらいになります。

ただ、庭じまいの場合はこの金額だけでは収まらないことが多いんです。コンクリートを流す前に木や石を片付ける費用がかかって、その費用しだいで総額が大きく変わってきます。

そしてもうひとつ、金額より先に決めておきたいことがあります。庭を全部固めるのか、一部を残すのか、という点です。

この記事では、費用の目安と、全部固めたあとで困りやすいこと、それから一部を残す場合の考え方までをまとめました。

読み終えたときには、届いた見積もりが妥当かどうか、ご自分で見当をつけられます。お宅の庭の総額そのものは、庭ごとに条件が違うので、業者さんが現地を見てから出す数字です。

この記事で分かること

  1. コンクリートは1㎡あたり1万〜1万5千円前後 30㎡で27万〜45万円ほど
  2. 庭じまいでは木や根や土の片付けの費用で総額が大きく変わる
  3. 全部固めるか一部残すかは残したいものの場所で決める
  4. 工事は分けるほど高くなるので一度で済ませる

庭をコンクリートにすると、いくらかかるのか

外構(家の外まわりの工事)の施工会社などが公開している金額を3件調べてみると、こうなっていました。

調べた先1㎡あたり条件
外構の施工会社9,000〜15,000円厚さ10cm、金網入り
外構の施工会社10,000〜18,000円10㎡未満は割高
外構業界にいた方の解説11,000〜13,000円約25㎡の場合

金網というのは、ひび割れを防ぐためにコンクリートの中に入れておく鉄の網のことです。

庭の一部がコンクリートの駐車スペースになり木と花壇が残る家の絵
庭の一部をコンクリートにして木と花壇は残した家の絵

3つを並べてみると、だいたい1万円から1万5千円のあたりに集まっているのが分かります。30㎡で27万円から45万円、というのがひとつの目安です。

注意

狭い工事ほど、1㎡あたりの金額は割高になります。コンクリートを運んでくるミキサー車や、機械を現場まで運ぶ費用は広さに関係なく同じだけかかるので、10㎡に満たない工事だと1㎡あたりの金額が上がります。

なので、自分の庭は狭いから安く済むだろうと思っていると、見積もりを見て驚くことになるんですよね。

ここまでがコンクリートそのものの話です。ところが庭じまいでは、コンクリートの前にもうひとつ大きな費用があります。

金額を大きく動かすのは、コンクリートの前の片付け

駐車場をつくるときと違って、庭には木があって、石があって、土が盛ってあります。それを全部どかして平らにしてからでないと、コンクリートは流せないわけです。

木を切って根を抜く費用

木を切って根を抜く費用の目安は、こうなっています。

作業1本あたりの目安
木を切る(高さ3m未満)3,000〜10,000円
木を切る(3〜5m)8,000〜25,000円
木を切る(5〜7m)15,000〜35,000円
根を掘り起こして抜く11,000円〜

(植木屋と庭の手入れの会社、2件が公開している相場です。7mを超える木は見積もりになることが多いそうです)

たとえば5mを超える木が5本あれば、切るだけで7万5千円から17万5千円ほどになって、そこへ根を抜く費用と、切った木を運んで処分する費用が加わります。

しかも根というのは、年数がたつほど抜きにくくなるんです。私の実家の庭にも植えてから20年、30年たった木が何本もあるんですが、根がしっかり張っていて、これは機械を入れないと無理だろうなと見るたびに思います。

土の運び出しとポンプ車

ほかにも、掘った土を外へ運び出す費用が1㎥あたり5,000円から10,000円、ミキサー車が近くまで入れないときに使うポンプ車の費用が1回4万円から10万円ほどというふうに、庭の条件によって増える項目がいくつもあります。

木や根、石、盛った土が残る庭と、ミキサー車とポンプ車の絵。コンクリートそのものの費用に、根を抜く・土を運ぶ・ポンプ車の費用が乗ることを示した図
庭じまいではコンクリートそのものの費用に根を抜く費用と土の運び出しとポンプ車の費用が乗る

庭ごとに総額が違ってくる

というわけで、同じ30㎡でも、木が少なくて車を横づけできる庭と、大きな木が並んでいて前の道が狭い庭とでは総額がまるで違ってきます。

相場をいくら調べても、自分の庭だといくらになるのかが分からないままなのは、このためです。

自分の庭をコンクリートにしたらいくらかを先につかんでおくなら、何社かの外構の会社へ一度に見積もりと提案を無料で頼める、タウンライフリフォームの外構特集が便利です。

PR

無料で、自分の庭の見積もりを取り寄せる

会社は複数選んだ状態で進めてください。何社か届けば、金額の中身を並べて比べられます。

私だったら、見積もりを頼む前に、庭をどこまで固めるかを家族で話しておくと思います。

全部コンクリートにして後悔するのは、どんなときか

全部固めてしまえば、草取りはほぼなくなります。5月の連休に草刈りの予定を入れなくてよくなって、お盆の前に汗だくで庭に出ることもなくなる。これは本当に大きいです。

その一方で、固めたあとに「こんなはずでは」となりやすい点が3つあります。

照り返し・雨水・戻しにくさ

ひとつめは夏の暑さです。環境省の資料によると、コンクリートやアスファルトの舗装面は、夏の日中に日射を受けると表面が50℃から60℃ほどになります。庭に面した部屋があるお宅だと、照り返しが気になるかもしれません。

出典:環境省「ヒートアイランド対策マニュアル」

ふたつめは雨水の行き先です。コンクリートは水を通さないので、わずかに傾きをつけて水が流れていく先を決めておくことになります。見積もりのときに「水はどこへ流れますか」と聞いておくと安心です。

みっつめは、元に戻すのが難しいことです。あとから花壇や畑をつくりたくなっても、コンクリートを壊すには専用の機械が要って、撤去だけで1㎡あたり2,000円から10,000円ほどかかります。

全部固めたあとに困りやすい3つ。夏の照り返し、雨水の行き先、元に戻しにくいこと
全部固めたあとに困りやすいのは夏の照り返しと雨水の行き先と元に戻しにくいこと

数字にしにくいもの

そして、数字にしにくいものがもうひとつあります。

私の実家の庭は、いま父が一人で手入れをしています。行くたびに「庭が大変だ」という話になるので、いっそ全部きれいにして早く楽にしてあげたいなあ、と思うんです。

でも、庭を全部なくしてしまったら、父の生活に大きな穴が開いてしまうのかなあとも思います。足腰が弱くなってしまうのかもしれないし、一日の中でやることがなくなってしまうのかもしれない。

そう考えると、全部なくすのがいいとも言い切れないんですよね。

全部固めるほうが合う場合

もちろん、全部固めるほうが合っている場合もあります。もう誰も住んでいない実家や、この先手入れをする人がいない庭なら、管理をゼロにできる全面コンクリートは、はっきり良い選択だと思います。

まだ庭を使っている人がいるうちは、全部は固めずに、残す場所を先に決めるという手もあります。

全部か、一部か。決め手は、残したいものがどこにあるか

父は庭が大変だと言いながら、空いた場所に旬の野菜を植えて、収穫して食べています。手が回っている場所では、いまもちゃんと庭を楽しんでいるわけです。

隅に木と花壇を残しほかをコンクリートにした庭を上から見た絵
残したい木と花壇を隅に残して固めた庭の絵

つまり実家の庭は、まだ手が回っている場所と、もう見ないようにしている場所のふたつに分かれているんです。減らしたいのは見ないようにしている場所のほうだけで、野菜の場所までなくしたいわけではないんですよね。

父が見せてくれた雑誌の庭

以前、父が雑誌の写真を見せてくれたことがあります。「こんな感じでスッキリした庭にしたいんだ」と言って見せてくれたその庭は、植物をほとんどなくして人工芝と塀に替えてありましたが、手入れのいる木が1、2本だけ残してありました。

ゼロではなかったんです。

残したいものが庭のどこにあるか

全部固めるか、何もしないかの間には、けっこう幅があります。そして、どこまで固めるかを決めるときに見るといいのは、面積よりも、残したいものが庭のどこにあるかです。

残したいものの場所進め方気をつけること
手前や隅にまとまっているそこを残して、奥から固めるいちばん進めやすく、費用も読みやすい
あちこちに散らばっている(草花や小さい木)鉢や一角にまとめてから、ほかを固める移し替えで枯れることがある
真ん中にあって動かせない周りだけ固めるか、一度全部どかして作り直す周りだけの工事は、かえって難しくなることがある
残したいものが手前や隅、あちこち、真ん中にある3つの庭を上から見た絵と、それぞれの進め方
残したいものが手前や隅にあるか散らばっているか真ん中にあるかで進め方が変わる

ただ、大きな木をよそへ移してまで残すのはおすすめしません。機械が必要で費用がかさむうえに、移した先でもまた同じ手入れが必要になるからです。

残したいのは何か、それは庭のどこにあるのか。ここは業者さんには分かりようがない部分なので、家族で話しておくと、業者さんから返ってくる提案が家族の希望にぐっと合いやすくなります。

少しずつ工事すれば、安く済むのか

結論から言うと、工事は分けるほど高くなります。

さきほど書いたとおり、機械を運ぶ費用やミキサー車の基本料金は、広さに関係なく1回ごとにかかります。今年は奥だけ、来年は手前、と2回に分ければ、その費用を2回払うことになるわけです。

なので、時間をかけるなら、工事ではなくて工事の前の話し合いにかけるのがいいと思います。何を残すか、どこまで固めるかは、何か月かけて話してもかまいません。決まったら工事は一度で済ませる、という順番がいちばん無駄が出ないと思います。

工事を一度で済ませる場合と2回に分ける場合で、トラックと重機が来る回数を比べた図
工事を2回に分けると機械を運ぶ費用もミキサー車の基本料金も2回かかる

自分の庭だと、いくらになるのか

これは現地を見てもらうしかないんです。木が何本あって、根がどのくらい張っていて、機械がどこまで入れるのか。それを見ないことにはプロでも金額を出せません。

庭に巻き尺を伸ばして広さを測る人の後ろ姿の絵
自分の庭の広さを巻き尺で測ってみる人の後ろ姿の絵

実を言うと私も、実家の庭のどこに何が植わっているのか、全部は把握できていません。何がどれだけあるのかが分からないので予算の見当もつかず、「大変だよね」で話が終わってしまう。そんなことをもう何年も繰り返してきました。

見積もりを取るというのは、金額を知るためだけではなくて、庭にいま何があるのかをいちど全部見てもらう機会でもあるんだな、と思っています。

問題は、誰に見てもらうかです。庭じまいは、木を切るのは植木屋さん、石をどかすのは別の業者さん、コンクリートは外構の会社というふうに頼み先が分かれやすくて、どこに電話すればいいのかが分かりにくいんですよね。

そこで使えるのが、タウンライフリフォームの外構特集です。電話先を一社ずつ調べる手間はなく、近くで工事ができる外構の会社をサービスが探して引き合わせてくれます。見積もりと提案は無料です。

申し込みは、画面に出てくる質問に選択肢を押して答えていく形になっています。戸建てかどうか、築年数、工事したい場所、と順に聞かれて、選択肢の中には「庭」も「築20年以上」もあります。細かい希望を文章で書く欄はないので、何をどうしたいかが固まっていなくてもそのまま進められます。

途中で予算も聞かれますが、問いの文は「ちなみに、今のところご予算は」というくだけた言い方で、コンクリートにする広さが決まっていなくても、おおよその目安を選んでおけば進めます。氏名の入力欄は、流れの終わりに出てきます。

PR

申し込む前に、よく出る心配

お金は?
公式の案内では、利用は無料で、契約のあとに利用料が上乗せされることもありません。
断れる?
公式の案内では、希望に合う会社が見つからなければ契約は要りません。断りにくいときは、代わりに会社へ伝えてもらうこともできます。
連絡は?
公式の案内では、申し込みのあと、1週間以内をめどに、メールや電話などで連絡が来ます。
実家の庭でも?
建物の場所を入れたあとに「現在、こちらの住所にお住まいですか」と聞かれ、「いいえ」も選べます。
無料で、外構の会社に見積もりを頼む

会社は複数選んだ状態で進めてください。1社だけでは金額を比べられず、まとめて頼む意味が薄くなってしまいます。

ちなみに、このサービスが合わないのは、頼む会社がもう決まっている方と、木を1、2本切るだけで済む方です。木を切るだけなら、近くの植木屋さんに直接頼むほうが早く済みます。紹介先の会社がすべての地域にそろっているわけではない点も、覚えておいてください。

見積もりが届いたら、金額より先に見るところ

何社かの見積もりが並ぶと、つい総額だけを比べたくなります。でも工事の中身が違えば金額が違うのは当たり前なので、先に次の3つを見てみてください。

机の上の見積もりの紙と虫めがねと小さなコンクリートの塊の絵
届いた見積もりを虫めがねでじっくり見るときの机の絵

ひとつめは、片付けと処分が入っているかどうかです。木を切る費用だけでなく、根を抜く費用、切った木や掘った土を運んで捨てる費用まで書いてあるかを確かめます。

ふたつめは、「一式」でまとめられていないかです。内訳が分かれていれば、どこで金額の差がついているのかが見えてきます。

みっつめは、あとから増えそうな費用を聞いたかどうかです。掘ってみたら何かが埋まっていた、土が思ったより多かった、というときの扱いを先に聞いておくと、工事が始まってから慌てずに済みます。

それから、高い見積もりが出てきても、すぐに「ふっかけられた」と決めつけないほうがいいと思います。以前、外構の仕事をしている知り合いから聞いた話では、受け取った代金の大半が実際の施工の費用に消えて、経費を引くとほとんど残らない工事もあったそうです。

私だったら、高いと感じた見積もりには、まず内訳を聞くと思います。それだけで話の進み方がずいぶん変わります。

結論

庭をコンクリートにするかどうかは、するか、しないかの二択ではなくて、どこを固めて、どこを残すかという話です。

残したいものがどこにあるかを家族で話して、あとは現地を見てもらう。動き出すまでの準備は、そのくらいで十分だと思います。

よくある質問

Q1.50坪をコンクリートにするといくらか

A.1㎡あたり1万円から1万5千円前後で計算すると、50坪(約165㎡)では165万円から250万円近くになります。庭じまいの場合は、ここに木を切る費用や根を抜く費用、掘った土を運び出す費用が加わります。全部を固めるか一部を残すかを先に決めて、固める面積で見積もりを頼むという手もあります。

Q2.舗装すると固定資産税はかかるか

A.市の固定資産税の案内では、舗装した路面に税がかかる例として、駐車場やアパートを人に貸すなど、事業に使っている場合が挙げられています。私だったら、庭の一部を駐車場として人に貸すつもりがあるときは、工事の前に市役所の固定資産税の担当に聞くと思います。

出典:横浜市「償却資産にも固定資産税がかかります」

Q3.コンクリートの庭は何年もつか

A.税の計算に使う耐用年数の表では、コンクリート敷の舗装路面は15年、アスファルト敷は10年とされています。これは税の計算のための年数で、その年数で庭が使えなくなるという意味ではありません。

出典:千葉県「減価償却資産の耐用年数等に関する省令(別表)」

Q4.庭のコンクリートは自分で打てるか

A.私だったら、木や根、盛った土の片付けが要る庭では、自分でコンクリートを打つことは考えないと思います。コンクリートを流す前に、木や石をどかして地面を平らにする作業があり、庭じまいでは、そこに費用と手間の大きな部分があるからです。