庭じまいを自分でやる6ステップと費用目安

ミホさん

庭じまいをしたいんだけど、どこから始めればいいかまったくわからなくて…
業者に頼むと高そうだし、かといってやり方もわからないし。

Kさん

わかります!草刈りや砂利敷きって、自分でできそうな気もするけど、木の伐採とかになると急に怖くなりますよね。
どこまで自分でやれるのか、基準が知りたいです。

ミホさん

実はぼくも実家の庭を放置しっぱなしで、ずっと後回しにしていた時期があって…
でもやり方さえわかれば、思っているよりずっと自分で進められるんですよね。

Kさん

それは心強い!DIYでできる作業とできない作業の見極め方から教えてもらえると助かります。

この記事を読むと分かること
  • 庭じまいのDIYで自分でできる作業・できない作業の判断基準
  • 草刈りから仕上げまでの6ステップの進め方と必要な道具
  • 廃材・廃棄物の処分方法と実際にかかる費用の目安
  • 業者依頼との費用比較と、部分DIYを組み合わせる賢い選択
目次

庭じまいを自分でやる前に知っておくこと

庭じまいを自分でやる前に知っておくこと
  • DIY可能・要注意・業者必須の3段階で作業を仕分けする
  • ゴール設定と廃材の処分ルートを先に決めておくと詰まらない
  • 作業に適した季節(春・秋)を選ぶだけで体への負担がぐっと減る

いきなり庭に出て作業を始めると、途中で「これは無理だった」となりがちです。

まず最初に、自分でできる作業の範囲と、準備の段取りをしっかり理解しておくことが、庭じまいを無理なく進めるコツだと思っています。

特に50〜70代の方だと、「体力的にどこまでできるか」という不安も大きいですよね。ぼくが見てきた中でも、無計画に始めて途中で挫折してしまったり、逆に業者に任せすぎて費用が思った以上にかかってしまったり、というパターンが結構多いんです。

だからこそ、最初の「見極め」と「準備」に時間をかけることが、庭じまい成功の一番のポイントだと思っています。

DIYでできる作業とできない作業の見極め方

DIYでできる作業とできない作業の見極め方

庭じまいDIYでつまずく一番の原因は、「自分でできると思っていたらできなかった」というパターンだと思うんです。

ぼくも最初、「木を切るくらいなら全部自分でできるでしょ」と甘く考えていました。ところが実際に大きな木の前に立つと、どこから手をつければいいかまったくわからなくて……正直、怖かったです。

作業をDIY可能・要注意・業者必須の3段階に分けて考えると、判断がしやすくなります。「要注意」というのは、条件次第で自分でもできるけれど、体力や道具の準備状況によっては無理せず業者を使ったほうがいい作業のことです。たとえば低木の伐採でも、根元が複雑に絡み合っていたり、かなりの本数がある場合は「要注意」に分類したほうがいいかもしれません。

DIY可能な作業一覧

以下は、一般的な体力の成人であれば自分でできる作業の目安です。

作業内容難易度20坪の目安時間
草刈り・除草1〜2日
低木の剪定(2m以下)半日〜1日
防草シート張り半日〜1日
砂利敷き半日〜1日
植木鉢・プランターの撤去数時間
小型庭石の移動(50kg以下)半日
人工芝張り1日

草刈りや防草シート張りは、体力さえあれば初めての方でも十分できる作業です。砂利敷きや人工芝張りは「中」難易度ですが、やり方を事前に調べてから取り組めば、慣れていない方でも1日あれば仕上げられることが多いですよ。難易度が低い作業から始めて、少しずつ慣れていくのがおすすめです。

業者依頼が必要・推奨される作業一覧

一方で、以下の作業は無理に自分でやろうとすると危険だったり、法律的な問題が出てきたりする可能性があります。

作業内容業者が必要な理由
高木の伐採(3m以上)転落・落下の危険、チェーンソー技術が必要
大木の抜根(根の直径30cm以上)重機が必要、手作業は困難
庭池の埋め立て土量が多く、作業量が膨大
大型庭石の撤去(100kg超)重機が必要、怪我のリスクが高い
コンクリート打設専門技術と左官作業が必要
井戸・浄化槽の処理法律・行政手続きが必要

高さ3m以上の木の伐採は、本当に危険です。上から枝が落ちてきたときに逃げる方向がわからなくなることもありますし、脚立から落下する事故も少なくありません。ここは素直に専門の業者さんにお願いするのが安全だと思います。

判断の基準をひとことで言うと、高所・重量物・法律が絡む作業は業者へというイメージです。この線引きをあらかじめ決めておくだけで、「やってみたら無理だった」という状況を大幅に減らせます。

庭じまいの始め方と事前準備のポイント

庭じまいの始め方と事前準備のポイント

庭じまいの始め方でよくある失敗が、「とりあえず草を抜き始めたけど、全体像がわからないまま進んでしまった」というケースです。作業を始める前に、ゴールとルートをきちんと設定しておくと、後から「あれ、何をすればよかったっけ」と迷わなくて済みます。

事前準備を丁寧にやっておくと、作業全体がスムーズに進みます。具体的には以下の順番で準備するのがおすすめです。

①庭全体の現状把握とゴール設定

まず庭全体をスマホで写真に撮って、どんな作業が必要かを書き出してみましょう。写真を見ながらリストにすると、頭の中が整理されて、作業量の全体像がつかみやすくなります。

次に「最終的にどんな庭にしたいか」を決めます。砂利敷きにするか、人工芝にするか、コンクリートにするか、あるいは花壇だけ残すか……ゴールによって、必要な作業も変わってきます。ここで迷う方も多いんですが、「とにかく手がかからない庭にしたい」という方には、防草シート+砂利敷きが一番コストと手間のバランスがいいと思っています。

②自分でやる作業と業者に頼む作業を分ける

先ほどの一覧表を参考に、作業を「自分でやること」と「業者に頼むこと」に仕分けします。全部自分でやろうとすると、途中で体力的にも気力的にも限界が来ることがあるんですよね。

高木の伐採だけ業者に依頼して、あとは自分でやる、というハイブリッドな進め方が現実的でコスト的にもおすすめです。ぼくも実際に、「大きな木だけプロに任せて、草刈りと砂利敷きは自分でやる」という作戦にしてから、ずいぶん気が楽になりました。

③廃材の処分ルートを事前に確認する

剪定した枝や抜いた草の処分方法は、自治体によってルールが異なります。たとえば、枝を細かく切ればゴミ袋に入れて出せる自治体もあれば、クリーンセンターへの持ち込みが必要な自治体もあります。作業を始める前に、お住まいの自治体のゴミ分別ルールをホームページで確認しておくと、後で困らないです。廃材が出てから「どうすれば……」と困るのは、地味にしんどいですよ。

④着手する季節を考える

庭じまいに適した季節は春(3〜5月)か秋(9〜11月)です。夏は熱中症のリスクが非常に高く、炎天下での作業は60代以上の方にとってかなりの負担になります。冬は地面が凍って作業しにくくなる地域もありますし、防草シートを貼る際に地面が硬くてピンが刺さりにくいこともあります。

「今年の秋に庭じまいをやる」と決めてしまえば、夏のうちにゆっくり計画が立てられますよね。気候が穏やかな時期に計画するのが、体への負担も少なくておすすめです。

作業の仕方と6つのステップで進める手順

作業の仕方と6つのステップで進める手順

庭じまいを一気に終わらせようとすると、途中でバテてしまいます。ぼくが実感したのは、「複数日に分けてステップごとに進める」ことの大切さです。一日にあれもこれも詰め込みすぎると、疲れて作業が雑になりますし、体を痛めるリスクも高まります。

以下の6ステップを、1ステップずつ別の日に分けて進めていくと、無理なく庭じまいができると思っています。

STEP 1:現状把握とゴール設定

庭全体の写真を撮り、作業リストを作ります。「どんな庭にしたいか」のゴールをここで決めましょう。砂利敷きにするか人工芝にするか、迷っている方はこのタイミングで決断するのがおすすめです。ゴールが決まると、必要な資材の量も計算できるようになります。

STEP 2:計画立案と道具・資材の準備

作業スケジュールを作り、必要な道具をリストアップします。防草シートや砂利の数量は、庭の面積を測って計算してから発注しましょう。注文してから届くまでに数日かかることもあるので、早めの手配がおすすめです。

また、このタイミングで近隣への事前挨拶をしておくのも大事です。枝葉の落下や草刈り機の騒音が気になる方もいますから、ひと声かけておくと後々のトラブルを防げます。

STEP 3:草刈り・除草

最初に行う作業は草刈り・除草です。これをやっておかないと、後の作業がしにくくなります。まず草刈り機で全体を刈り込み、根ごと抜けるものはスコップや草取り器で取り除きましょう。

除草剤を使う場合のポイント

  • 非農耕地用・土壌処理型のタイプが効果的
  • 散布後は2〜3週間ほど置いてから次の作業に進む

急いで次のステップに進んでも、除草効果が出る前に草がまた生えてきてしまうので、待つ時間も計画に組み込んでおくと安心です。

STEP 4:庭木の剪定・伐採

2m以下の低木は剪定バサミとノコギリで対応できます。根元から切った切り株には、切り株処理剤を断面に塗ると再生を防げます。これをやっておかないと、切り株からまた芽が出てきて、数年後に再び切る羽目になります。

枝葉は細かく切断してゴミ袋に入れましょう。45Lのゴミ袋を多めに用意しておくと安心です。3m以上の高木は、このステップで業者さんに依頼します。業者作業が終わってから次のステップに進む流れにすると、作業が整理しやすいです。

STEP 5:庭石・植木鉢・その他の撤去

50kg以下の庭石はバールと一輪車を使えば移動できます。バールを石の下に差し込んでテコの原理で持ち上げると、思ったより少ない力で動かせます。一人でやるときは焦らず、少しずつ動かしていきましょう。

割れた植木鉢は陶器ゴミとして処分します。まだ使えるガーデン小物はフリマアプリやジモティーで譲渡するのも手ですよね。「使えるものを捨てるのはもったいない」という気持ちはよくわかりますが、引き取り手を探すのに時間をかけすぎると庭じまいが止まってしまうので、ある程度割り切ることも大事だと思っています。

STEP 6:仕上げ(防草・低メンテナンス化)

ここが庭じまいの「仕上げ」にあたる工程です。ここを丁寧にやると、その後の管理がぐっと楽になります。

仕上げ工程の基本手順はこの通りです。

  • 地面をならしてから防草シートを敷き、重ね幅を15cm以上とって固定ピンで15cm間隔に留める
  • その上に砂利を3〜5cm厚で均等に敷く(薄すぎると防草シートが見えてしまうので厚みに注意)
  • 人工芝の場合は防草シートの上から敷いて、端部をU字ピンで固定する

コンクリート打設は専門技術が必要なので、業者への依頼をおすすめします。

必要な道具リストと購入・レンタルの選び方

必要な道具リストと購入・レンタルの選び方

道具選びで迷う方に、よく聞かれるのが「買うべきかレンタルにすべきか」という問題です。ぼくの考えでは、何度も使う道具は購入、一度しか使わない大型機材はレンタルというのが賢い選択だと思っています。

たとえば剪定バサミやスコップは、庭じまいが終わった後も草むしりや小さな手入れに使えるので、買ってしまっていいと思うんですよね。一方でチェーンソーは、庭じまいの一回しか使わない方がほとんどなので、レンタルで十分です。

必須道具リストとあると便利な道具

まずは最低限これだけ揃えれば作業を始められる必須道具の一覧です。

  • 草刈り機(電動またはエンジン式)と替刃
  • 剪定バサミ(普通サイズ)と高枝バサミ(1.5〜3m対応)
  • 剪定用ノコギリ(折りたたみタイプが便利)
  • 角スコップと丸スコップ各1本・一輪車(ネコ車)
  • ゴミ袋(45L、草・枝用)・軍手や厚手手袋と長靴

このリストの中で特に重要なのが草刈り機です。手作業だけで草を刈ると体への負担が非常に大きいので、電動草刈り機は最優先で用意することをおすすめします。

必須ではないけれど、あると作業効率がぐっと上がる道具もあります。チェーンソー(低木・中木の伐採用、レンタル推奨)やレーキ・熊手(落ち葉・砂利ならし用)、ブルーシート(廃材集積用)、防草シート専用の固定ピン、タコ糸・水糸(砂利敷き均しのガイド用)などです。

ブルーシートは、剪定した枝や草をまとめて集めるのに非常に便利です。地面に広げておいて、その上で作業すると後片付けがぐっと楽になりますよ。

購入 vs レンタルの費用比較

道具購入価格(目安)レンタル価格(目安)
草刈り機(電動)8,000〜20,000円2,000〜3,000円/日
チェーンソー(電動・小型)15,000〜30,000円3,000〜5,000円/日

チェーンソーは庭じまいが終わったら使わない方がほとんどなので、レンタルがコスト的に賢いと思います。一方で草刈り機は、庭じまい後も定期的な草刈りに使えるので、購入を考えてもいいかもしれません。ホームセンターや工具レンタル専門店でレンタルできるので、事前に近くのお店を確認してみてください。

廃材・廃棄物の処分方法と費用の目安

廃材・廃棄物の処分方法と費用の目安

庭じまいで意外と手間がかかるのが、廃材の処分です。たとえば草刈りをしただけでも、45Lのゴミ袋が20〜30袋になることもあります……。「作業は終わったのに、廃材がそのままで片付かない」という状態は、意外とストレスになります。

廃材の処分方法と費用を事前に把握しておくことで、計画的に片付けを進められます。

廃材の種類処分方法費用の目安
剪定枝・刈った草自治体のゴミ袋に入れて収集日に出すゴミ袋代のみ(300〜500円程度)
太い幹・大量の枝クリーンセンターへ持ち込み無料〜1,000円程度(自治体による)
植木鉢・ガーデン小物不用品回収業者に依頼軽トラ1台:15,000〜30,000円
庭石(大型)不用品回収または産業廃棄物業者50,000円〜(重量による)
混合廃棄物(大量)産業廃棄物業者50,000円〜

剪定枝や草は、細かく切断すれば自治体のゴミ袋で出せる場合がほとんどです。ただし、自治体によって分別ルールが異なるので、事前に確認するのが安心ですよ。

大量の廃材が出る場合は、クリーンセンターへの持ち込みが費用を抑えられます。軽トラをレンタルすれば自分で運べることもあります。軽トラのレンタルはホームセンターで1日5,000〜10,000円程度が目安です。まだ使える植木鉢やガーデン小物は、フリマアプリやジモティーで「タダであげます」と投稿すると、意外と早く引き取り手が見つかることもありますよ。

ミホさん

ここまでで準備と作業の進め方はわかってきたんですが、実際どのくらいの費用がかかるのかがまだ気になっていて……。

Kさん

そうなんです!業者に全部頼むのと、自分でやるのとでどのくらい差が出るのか、比べてみたいです。

庭じまいを自分でやる費用と注意点まとめ

庭じまいを自分でやる費用と注意点まとめ
  • DIYなら業者全依頼の1/5〜1/10のコストに抑えられる可能性がある
  • 難しい作業だけ業者に頼むハイブリッド戦略がコストと安全のバランス最良
  • 近隣トラブルや法的リスクは事前の確認と挨拶でほぼ防げる
  • チェーンソーなど危険作業では安全装備を必ず揃える

やり方別のDIYコストシミュレーション

やり方別のDIYコストシミュレーション

ここでは「20坪の庭」を例に、DIYでかかる費用を試算してみます。あくまで一般的な目安ですので、実際の費用は庭の状態や地域によって変わります。「どんな庭にするか」というゴール設定によっても金額は大きく変わってきます。たとえば砂利敷きで仕上げる場合と、人工芝で仕上げる場合とでは、資材費だけで数万円の差が出ることもあります。

道具・資材費用の目安(20坪の庭・砂利仕上げの場合)

品目費用目安備考
草刈り機(電動・購入)8,000〜20,000円レンタルなら2,000〜3,000円/日
チェーンソー(購入)15,000〜30,000円レンタルなら3,000〜5,000円/日
剪定バサミ・高枝バサミセット2,000〜5,000円次回以降も使用可
防草シート(約66㎡)5,000〜15,000円品質によって差あり
砂利(20坪・3cm厚)30,000〜50,000円種類によって差あり
一輪車・スコップ等5,000〜10,000円次回以降も使用可
合計(概算)65,000〜130,000円道具類は次回以降も使用可

砂利の費用が意外と大きいんですよね。20坪を3cm厚で敷くと、必要な量はかなりの重量になります。砂利はホームセンターよりも、造園資材を扱う専門店やネット通販で購入すると安くなることが多いので、比較してみることをおすすめします。

レンタル中心 vs 購入の総費用比較

パターン費用目安
道具をレンタル中心で揃えた場合30,000〜60,000円
道具を購入した場合80,000〜150,000円

道具を購入した場合でも、次回以降の庭のお手入れに使い回せるので、長期的に見るとお得な場合があります。特に草刈り機は、庭じまいが終わった後も年に2〜3回の草刈りで活躍するので、買って損はないと思っています。

業者依頼との費用比較と賢い選択方法

業者依頼との費用比較と賢い選択方法

業者に全部依頼した場合の費用相場も確認しておきましょう。業者費用との比較を知っておくと、「どこまで自分でやるか」の判断がしやすくなります。

作業内容業者費用の相場
庭木の伐採(低木・1m以下)3,000〜5,000円/本
庭木の伐採(中木・2〜3m)8,000〜20,000円/本
庭木の伐採(高木・3〜5m)20,000〜50,000円/本
草刈り500〜800円/㎡
防草シート+砂利敷き3,000〜8,000円/㎡
20坪の庭全体の庭じまい一式300,000〜800,000円

業者に全部頼むと20坪の庭で30〜80万円程度かかる可能性があります。DIYなら同じ規模でも3〜15万円程度が目安なので、費用は1/5〜1/10に抑えられる計算です。

ただ、費用だけで判断するのは危険かもしれません。体力的な負担や、作業の安全性、そして作業時間も含めて考えることが大切です。費用の正確な把握には、複数業者への見積もり比較をおすすめします。

部分DIYと業者を組み合わせるハイブリッド戦略

部分DIYと業者を組み合わせるハイブリッド戦略

「全部自分でやる」か「全部業者に頼む」かの二択に悩む方が多いんですが、実は部分的にDIYして、難しい部分だけ業者に頼むというやり方が一番現実的だと思っています。

たとえば、高木の伐採だけ業者に依頼して、草刈りや防草シート・砂利敷きは自分でやるというパターンがあります。高木1〜2本の伐採費用が3〜10万円程度だとすれば、草刈りや砂利敷きを自分でやって10〜15万円節約できれば、合計15〜25万円程度で済むこともあります。これは業者への全依頼(30〜80万円)と比べると、かなりコストを抑えられますよね。

ハイブリッド戦略のポイントをまとめるとこんなイメージです。

  • 危険な作業(高木の伐採、大型抜根)は業者に任せる
  • 体力勝負の作業(草刈り、砂利敷き)は自分でやる
  • 廃材処分は自治体ルールを活用して費用を削る

業者さんに依頼する部分が決まったら、複数の業者から見積もりを取って比較するのがおすすめです。同じ作業でも業者によって価格がかなり違うことがあるので、1社だけで決めないほうがいいと思っています。

近隣トラブルや法的リスクを避けるための注意点

近隣トラブルや法的リスクを避けるための注意点

庭じまいDIYで「やってしまった……」となりやすいのが、近隣トラブルや法的なリスクです。ぼくも最初はそういう観点をまったく考えていなかったので、あとから「こんなことも気をつけないといけなかったのか」と気づかされることが多かったです。事前に知っておくだけで大半のトラブルは防げるので、ぜひ確認しておいてください。

特にやってしまいがちな失敗がこちらです。

  • 作業前に隣家への挨拶なしで伐採を始め、枝葉の落下でトラブルになる
  • 剪定した枝や草を山や空き地に勝手に捨てる(廃棄物処理法違反になる可能性あり)
  • 古い井戸や浄化槽を届け出なしに自分で埋めてしまう
  • 早朝や夜間に草刈り機・チェーンソーを使って騒音苦情を受ける

草刈り機やチェーンソーの作業は朝9時〜夕方17時くらいまでの時間帯に収めるのが無難です。近隣への挨拶をしておけば、多少の音に対して理解してもらいやすくなりますよ。

また、隣の敷地に越境している枝は自分の判断で切ることができますが、木の幹が隣地にある場合は勝手に切ると問題になることがあります。そういう場合は、隣家の方に相談してから進めることをおすすめします。

チェーンソーなど危険作業の安全対策

チェーンソーなど危険作業の安全対策

チェーンソーは使い方を間違えると本当に危険な道具です。ぼくが初めてチェーンソーを使ったとき、事前に動画でかなり勉強してから臨んだのに、それでも「怖いな」と感じる場面が何度かありました……。「慣れてきたころが一番危ない」とよく言われますが、道具の怖さは常に忘れずに作業することが大切だと思っています。

チェーンソーや草刈り機を使う際は、以下の安全装備を必ず着用してください。

  • ヘルメット(飛来物対策)
  • 防振手袋(チェーンソー使用時)
  • チェーンソーパンツ(カットプロテクション入り)
  • 安全靴(つま先保護付き)
  • ゴーグルと耳栓

安全装備一式はホームセンターや作業用品店で揃えられます。費用の目安は全部で1〜2万円程度です。安全装備にかけるお金を惜しまないのが、DIYの鉄則だと思っています。

チェーンソーは直径20cm以下の幹を目安に使うのが初心者には安全です。それ以上の太さになると、切り方を誤ると幹が予想外の方向に倒れることがあります。また、3m以上の高い位置での作業は絶対に避けましょう。脚立の上でチェーンソーを扱うのは非常に危険です。高所での伐採作業は、迷わず業者さんに依頼することをおすすめします。

庭木を剪定しているときにスズメバチの巣を発見することもあります。巣を見つけたら、その日の作業は中止して専門業者に駆除を依頼するのが安全です。自分でスプレーをかけようとすると大量のハチに刺されるリスクがあります。スズメバチに刺されてアナフィラキシーショックを起こすケースは実際にあるので、ここは本当に無理をしないでほしいと思っています。

なお、総務省「住宅・土地統計調査」(2023年)によると空き家率が約13.8%に達しており、管理が行き届かなくなった庭が増えています。放置された庭木にはスズメバチや害虫が巣を作りやすいので、早めの庭じまいが大切だと実感しています。

ここまで自分でやる方法を紹介してきましたが、正直なところ 「思ったより大変だな」と感じた方もいるかもしれません。 もしプロに任せることも選択肢に入るなら、まずは無料の見積もりで 費用感だけ確認してみるのも一つの手です。

庭じまいの業者選びについて詳しくまとめた記事はこちらです。

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庭じまいを自分でやり切るためのポイントと総まとめ

庭じまいを自分でやり切るためのポイントと総まとめ

ここまで読んでいただいて、庭じまいを自分でやることへのイメージが少し具体的になってきたでしょうか。最後に、庭じまいDIYをやり切るために大切だと思っているポイントをまとめます。

たとえば「今日は草刈りだけ」「来週は庭木の剪定だけ」というように、1回の作業を絞ることで、体力的にも無理なく進められます。一気にやろうとして体を壊してしまうと、その後の作業が止まってしまうんですよね。スローペースでも確実に進めていくほうが、最終的には早く終わることが多いです。

高木の伐採や大型抜根は、素直に業者さんに頼むのが一番です。怪我をしてしまうと、治療費や回復にかかる時間が、節約した費用を大幅に上回ることがあります。自分でできる範囲を正直に判断することが、最終的には一番コスパがいいと思っています。

作業前に廃材の処分ルートを確認しておくと、「剪定したはいいけど枝をどうすれば……」という詰まりを防げます。クリーンセンターへの持ち込みが可能かどうか、持ち込み可能な曜日や時間帯も確認しておくと、後でスムーズですよ。

  • 草刈り・低木剪定・防草シート+砂利敷きはDIY可能、高木伐採・大型抜根は業者へ
  • DIYの費用目安はレンタル中心で3〜6万円、業者全依頼は20坪で30〜80万円
  • 難しい部分だけ業者に頼むハイブリッド戦略がコストと安全のバランス最良
  • 作業開始前に廃材の処分ルート・近隣への挨拶・着手季節の3つを必ず決めておく
  • チェーンソーなど危険作業は安全装備を揃え、高所作業は迷わず業者へ依頼する

庭じまいは、計画と段取りさえしっかり立てれば、自分でかなりの部分を進められる作業です。最初の一歩は、庭全体の写真を撮って現状を把握することから。それだけでも、頭の中がかなり整理されるはずです。

というわけで、庭じまいを自分でやりたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。無理せず、焦らず、少しずつ進めていきましょう。

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