実家の庭の片付けにかかる費用と、荒れ放題に戻さないための頼み方
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実家の庭の片付けにかかる費用は、草を刈る代金と木を切る代金、それに出たものを運び出して処分する代金を足したものです。目安は、草刈りが1㎡あたり100円から500円ほど、木を切るのが高さ3m未満で1本3,000円から10,000円、処分が軽トラック1台分で5,000円から16,000円ほどになります。
ただ、この単価を覚えても、合計はなかなか見えてきません。荒れていた年数が長いほど、刈った草や切った枝の量が増えて、運び出す代金がふくらんでいくからです。
しかも片付けたあとに何もしなければ、草は次の季節にはまた伸びてきます。せっかく片付けの費用を払っても、何年かおきに同じ出費がまたやってくるわけです。
ここでは、届いた見積もりで、運び出す量と片付けたあとの地面がどう書かれているかを読み取れるように案内していきます。ご実家の庭の片付けの合計は、刈った草や枝がトラック何台分になるかで変わるので、現地で量を見てもらってからの金額です。
この記事で分かること
- 荒れていた年数が長いほど運び出して処分する量が増えて総額が上がる
- 費用は草を刈る代金と木を切る代金と運び出して処分する代金の合計
- 夏に刈っただけの地面は秋にはもう一度刈る時期を迎える
- 片付けたあとの地面の形まで同じときに頼むと人と機械の出入りが1回で済む
実家の庭の片付けは、いくらかかるのか
草刈りの会社や植木屋さん、造園の会社が公開している料金を合わせて19件調べ、作業ごとにまとめました。
| 作業 | 目安 | 金額が動くところ |
|---|---|---|
| 草を機械で刈る | 1㎡あたり100〜500円ほど | 草の背丈。1m近い草はもっと高い |
| 草を手で根から抜く | 1㎡あたり500〜800円ほど | 狭い場所だけ頼むと、もっと高い |
| 木を切る(高さ3m未満) | 1本3,000〜10,000円 | 切った木の処分は別(下の行) |
| 木を切る(3〜5m) | 1本8,000〜25,000円 | 同上 |
| 木を切る(5〜7m) | 1本15,000〜35,000円 | 7mを超えると、見積もりになることが多い |
| 根を掘り起こして抜く | 1本1万〜2万円ほど | 幹の太さ30cmまでの場合 |
| 枝や幹を運び出して処分する | 軽トラック1台分 5,000〜16,000円ほど | 1万円前後が多い |
| 同上 | 2トントラック1台分 15,000〜45,000円ほど | 幹が多いと高いほうに寄る |
| 庭石を処分する | 1kgあたり30〜60円ほど | 掘り出しと運び出しは別 |
表の読み方としては、上の6行が「作業の代金」で、下の3行が「出たものを片付ける代金」です。

たとえば高さ4mほどの木が3本あれば、切るだけで数万円になります。そこへ根を抜く代金と、枝や幹を積んだトラックの代金が加わってくるんですね。

荒れ放題の庭ほど高くなるのは、運び出す量が増えるから
草刈りの料金表を見ていくと、草の背丈で単価を分けている会社がいくつもあります。伸びた期間が長いほど草は高くなり、刈る代金も、刈ったあとに出る草の量も増えていくわけです。

そして処分の代金は、刈る・切る作業とは別の行になっていて、出たものの量やかさで決まります。植木屋の会社の解説には、葉の多い木だと、処分の代金が切る作業の代金を上回ることもあると書かれていました。
なので、総額の中で運び出しと処分が占める割合は、思っているより大きくなりがちだと私は見ています。
少ない量なら家庭ごみで出せる
量が少なければ、家庭ごみとして出すこともできます。岡山市や立川市、小田原市では、枝を長さ50cmほどに切って束ねるよう案内していて、1回に出せる量は小田原市が3つまで、立川市が5束までです。
出典:立川市「せん定枝の出し方」
出典:小田原市「ごみの出し方(剪定した枝や草)」
ただ、荒れ放題の庭から出る量を、この決まりで出しきるのは大変です。私も実家の木を見ていると、切るところまでは想像できるのに、その幹をどう細かくして、どの車でどこへ運ぶのかを考えたところで手が止まってしまうんです。
注意
鉢や土、ブロックのように草や枝ではないものは、市町村で集めてもらえないことがあります。量が多ければ、不用品回収の業者にまとめて頼む手もあります。
何台分出るかは現地で決まる
自分の実家の庭からトラック何台分が出るかは、現地を見てもらわないと分かりません。
外構(家の外まわりの工事)の会社に、片付けたあとの地面の形まで含めて、まとめて相談と見積もりを頼めるサービスに、タウンライフリフォームの外構特集があります。申し込みに費用はかからず、外構の会社が見積もりと提案を出してくれます。
家族で片付ければ、安く済むのか
草を刈るところまでなら、私にも経験があります。

以前、雑草がボーボーに伸びた敷地を、刈り払い機を使って一気に刈りました。手入れが止まっていた場所でも、機械を持ち込めば、草を倒すところまではできたわけです。
でも、刈った草はその場から消えてはくれません。集めて袋に詰め、市の決まりに合わせて何回かに分けて出すか、車に積んで運ぶことになります。
木になると、もう一段むずかしくなります。外構の会社の解説では、自分で切るなら高さ3m未満までが目安とされていて、植木屋の会社も、小さな庭木以外の根は業者に任せたほうがよいと書いていました。
大きな根を抜くときは、重機を使うことが多いそうです。家族で週末に済ませる作業とは、少し規模が違ってくるんですよね。
しかも草は、刈っても根が残っているかぎり、また伸びてきます。
私だったら、家族でやるのは草を刈るところまでにして、木と根と運び出しは業者さんに頼むと思います。
片付けたあと、庭は何年もつのか
草のほうは、思っているより早く戻ってきます。造園の会社などの解説では、草刈りは6〜7月、9〜10月、11〜12月の年3回が目安とされていて、9〜10月は夏に刈ったあとに伸びた草を刈る時期だと書かれています。
つまり、夏に刈っただけの地面は、秋にはもう一度刈る時期を迎えるということです。
木の剪定(伸びた枝を切って形を整えること)も、年に1〜2回が目安とされています。一度切った枝が元の大きさに戻るまでは、私の感覚では数年ほどです。

なので、刈るだけ、切るだけで片付けを終えると、片付けの費用は一回では済まず、何年かおきに同じ出費がやってきます。
離れて住んでいると、そのたびに業者さんとやりとりして、立ち会うことになるんですよね。だからこそ、片付けたあとに庭をどういう形にしておくかを決めておきたいわけです。
片付けたあと、庭をどうしておくか
片付けたあとの形は、大きく分けると3つあります。
| 片付けたあとの形 | 次に要る手間 | 向いている場所 |
|---|---|---|
| 年に何回か、草刈りや剪定を頼む | 草刈りは年3回ほど、剪定は年1〜2回ほど | 手入れが続けられる場所 |
| 草が戻りにくい形にする(草よけのシート・砂利・人工芝・コンクリート) | 形によって違う(下の各記事で) | もう見ないようにしている場所 |
| これまでどおり残す | 今の手入れのまま | 花や野菜を楽しんでいる場所 |
防草シート(草が生えてこないように地面にかぶせるシート)を敷くと、施工の費用はかかるものの、長い目で見れば草刈りの回数を減らせると造園の会社も書いています。人工芝やコンクリートにする場合の費用と、気をつけたいことは、それぞれの記事にまとめました。
関連記事庭じまいでコンクリートにする費用と、全部は固めないという選び方
関連記事庭じまいで砂利を敷く費用と、防草シートを敷いても草が出る理由。自分で敷く場合と頼む場合
場所ごとに形を分ける
全部を固めるか、刈るだけにするかの二択ではありません。手の回る場所は残して、もう見ないようにしている場所だけを、見なくていい状態に変えるという分け方もできます。

片付けと同じときに頼む
そして、片付けたあとの形をつくる工事は、片付けと同じときに頼んだほうが、人と機械の出入りが1回で済みます。日を分けると、来てもらうたびに出張の費用がかかるからです。
私が外構の施工を手伝った現場でも、工事を頼んだご夫婦のところに娘さんたちが来ていたように覚えています。家族で話しながら決めているんだろうなと思ったものです。
離れて住む子どもの立場で頼むなら、片付けたあとの形まで同じ相談の中で決めておくほうが、何度も立ち会えない分だけ楽になると思います。
もちろん、最初から決まっている必要はありません。片付けの相談をしながら、一緒に考えていけばいいんです。
自分の実家の庭だと、いくらになるのか
木が何本あって、草がどこまで広がっていて、トラックを庭のそばに着けられるのか。合計の金額は、こうしたことを現地で見てもらわないと出せません。

私自身、実家の庭のどこに何が植わっているかを把握しきれていないので、片付けで何台分のごみが出るのか、まるで読めないんですよね。
加えて、片付けは作業ごとに頼む相手が変わりやすいんです。草は草刈りの会社、木は植木屋さん、たくさん出たものは回収の業者さん、地面の仕上げは外構の会社、という具合です。
頼む相手がいくつにも分かれるときの相談の持っていき方は、次のページに書いています。
関連記事庭じまいの業者の選び方。植木屋・造園・外構の違いと、最初にどこへ相談するか
地面の仕上げを頼む先の探し方
このうち、地面の仕上げを頼む外構の会社を探すところで使えるのが、タウンライフリフォームの外構特集です。申し込むと、その地域で工事を受けられる外構の会社をサービスの側が何社か選んで紹介してくれて、片付けたあとの地面をどうするかまで含めて相談できます。
片付けたあとの形の提案も見積もりも、お金はかかりません。
どの質問も、出てきた答えのボタンから一つ選ぶ形で、順番に進んでいきます。古い実家でも答えに困らないよう、築年数には「築20年以上」、工事の場所には「庭」が用意されています。
片付けたあとにどうしたいかを文章でまとめる必要はなく、形が決まる前の段階でも答えていけます。予算の質問も来ますが、片付けの費用はまだ読めなくて当たり前なので、「ちなみに、今のところご予算は」には思いつく範囲の額を選んでおけば十分です。名前の欄に入力するのは、ほかの答えを全部選び終えてからになります。
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申し込む前に、よく出る心配
- お金は?
- 公式の案内では、利用は無料で、契約のあとに利用料が上乗せされることもありません。
- 断れる?
- 公式の案内では、希望に合う会社が見つからなければ契約は要りません。断りにくいときは、代わりに会社へ伝えてもらうこともできます。
- 連絡は?
- 公式の案内では、申し込みのあと、1週間以内をめどに、メールや電話などで連絡が来ます。
- 実家の庭でも?
- 建物の場所を入れたあとに「現在、こちらの住所にお住まいですか」と聞かれ、「いいえ」も選べます。
押すと、まず「戸建てですか」と聞かれます。名前を入れるのは最後です。
無料で、実家の庭の見積もりを頼む会社は複数選んだ状態で進めてください。片付けたあとの形の案は会社ごとに違うので、いくつか並ぶほうが、家族で話すときの材料が増えます。
ほかの道が早い場合
ただし、このサービスを使うより、じかに頼んだほうが早い場合もあります。すでに頼みたい会社があるなら、そちらに直接話したほうが早いでしょう。
切りたい木が1、2本だけなら近くの植木屋さんに、草刈りだけなら草刈りの業者さんに、じかに頼むほうが手間も少なく済みます。紹介できる会社がない地域もある、という点も先にお伝えしておきます。
片付けの見積もりで、先に確かめること
トラック何台分か、地面の仕上げ、残したいもの。見積もりの紙が届いたら、合計を見比べる前にこの3つを探してみてください。
1つめは、運び出しと処分が、量の見込みつきで書かれているかです。「処分一式」とだけあるときは、トラック何台分を見込んでいるのかを聞いておくと、会社どうしを比べやすくなります。
2つめに見るのは、片付けたあとの地面をどうするかが、同じ見積もりに入っているのか、別の紙になっているのかです。根を抜いたあとの地面を整える作業や処分は、別の料金になっていることが多いので、どこまでが含まれているかを確かめます。
3つめは、残したいものを伝えてあるかです。片付けが進んで地面が見えてくると、「この木はやっぱり残したい」と思うのは自然なことです。
外構の仕事をしている知り合いから聞いた話では、形が見えてきてから「やっぱりこうしてほしい」と言うお客さんに、何度か会ったことがあるそうです。そういうときは、現場の職人さんではなく窓口の担当の方に伝えて、いくら増えて何日延びるのかを、その場で聞いておくと安心です。

結論
実家の庭の片付けは、刈って切って運び出せば終わる一回きりの出費ではありません。そのあとの地面をどうするかまで含めて考えるものです。
決めきれていなくてもかまわないので、片付けたあとの形も一緒に、相談するところから始めてみてください。
よくある質問
Q1.刈った草や枝を庭で燃やせるか
A.新潟県の案内では、剪定した枝や雑草を外で燃やす野焼きは、原則としてできないとされています。剪定した枝や雑草は分けて決められた日に出すよう呼びかけていて、資源物として集めている市町村もあるので、住んでいる市町村の決まりを確かめるよう書かれています。
出典:新潟県「野外焼却は法律で禁止されています」
Q2.抜いた木の根はごみに出せるか
A.立川市の案内では、木の根はせん定枝としては集めておらず、直径20cm未満に切り揃えてから、市のクリーンセンターに持ち込むことになっています。それより大きいものは市では処理できないので、専門の処理業者に頼むよう書かれています。私だったら、自分の市町村の決まりを見たうえで、根は抜く作業ごと業者さんに頼み、見積もりに根の処分まで入っているかを確かめると思います。
出典:立川市「せん定枝の出し方」
Q3.片付けは何から頼めばよいか
A.私だったら、残したい木や場所だけを家族で先に話しておいて、草と木の片付けと、そのあとの地面の形を一度に相談すると思います。片付けと地面の仕上げを別の日に分けると、来てもらうたびに出張の費用がかかるからです。
