駐車場は管理が楽!庭じまいで駐車場にするための費用と注意点

ミホさん

親が高齢になってきて、庭の管理がしんどくなってきた。
なんとかしたいんだけど、どこから手をつければいいんだろう。

Kさん

そういう場合、庭じまいで駐車場にするっていう選択肢が最近すごく増えてるみたいですよ。草むしりとか庭木の管理からも解放されるし、車も停められるようになるから一石二鳥なんです。

ミホさん

へえ、それいいな。
でも費用とか工事の流れとか、正直ぜんぜんわかってなくて……。

Kさん

施工方法によって費用も仕上がりも全然違うので、まずはざっくり全体像を知っておくのがおすすめです。この記事でひとつひとつ解説していきますね。

この記事を読むと分かること
  • 庭じまいで駐車場化を選ぶメリットとデメリット
  • コンクリート・アスファルト・砂利などの施工方法ごとの費用と特徴の違い
  • 庭木の伐採から舗装完成までの工事の流れと工期の目安
  • 広さ・台数別の費用シミュレーションと失敗しないための注意点
目次

庭じまいで駐車場にするメリットとデメリット

庭じまいで駐車場にするメリットとデメリット
  • 維持管理がほぼ不要になり、草むしり・剪定から解放される
  • 施工方法によって費用・見た目・性能が大きく変わる
  • 照り返しや固定資産税への影響など、事前に知っておきたいデメリットもある

庭じまいの選択肢はいろいろありますが、駐車場化は「管理が楽になる」「車も停められる」という二つのメリットを同時に満たせる方法として選ばれることが多いです。

日本の高齢者(65歳以上)の割合は2023年時点で約29.1%にのぼっており(出典:総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者」)、庭の手入れが難しくなる世帯は今後もどんどん増えていく見込みです。

ぼくの実家でも、親が高齢になってから庭の管理がどんどん大変になっていって、「もうこの庭どうにかしないといけないな」という話が出てきたんですよね。駐車場化を調べ始めたのは、そのときのことがきっかけなんです。

駐車場化が支持される理由として大きいのは、維持管理がほぼ不要になる点です。コンクリートや砂利で覆ってしまえば雑草はほぼ生えてこなくなりますし、庭木の剪定や草むしりに追われる毎年の労力からも解放されます。また、地方圏では1世帯あたりの自動車保有台数が1.5〜2台以上になることも多く、駐車スペースが足りないという悩みを抱えている家庭にとっては、一石二鳥の解決策になるんです。

一方で、デメリットも正直に見ておく必要があります。緑が失われることで夏の体感温度が上がったり、コンクリートの照り返しが強くなったりするケースもあります。初期費用がそれなりにかかること、固定資産税の評価額に影響が出る可能性があることも、事前に知っておきたいポイントです。

ただ、施工方法によって費用や見た目、性能がかなり変わってくるんですよね。こうしたメリットとデメリットを踏まえた上で、自分の庭にどんな施工方法が合っているかを考えていくのがおすすめです。

コンクリート舗装の費用と特徴

コンクリート舗装の費用と特徴

庭を駐車場にするとき、真っ先に候補に上がるのが土間コンクリート(コンクリート舗装)です。

外構工事の業界では庭じまい案件の多くがコンクリート舗装を選んでいるといわれています。それだけ支持されるのには、ちゃんとした理由があるんですよね。コンクリートは耐久年数が30〜40年と非常に長く、一度施工したらほぼメンテナンス不要で過ごせます。雑草もほぼ生えてこないので、「もう草むしりに悩みたくない」という庭じまいの目的とぴったり合うんです。

ぼくも最初は「コンクリートってなんかのっぺりしてて味気ないな」と思っていたんですが、仕上げの種類を知って印象が変わりました。表面をほうきで引いた刷毛引き仕上げが一番よく使われますが、砂利を表面に浮かせた洗い出し仕上げや、タイルや石畳のような模様をつけるスタンプコンクリートといったデザイン性の高い仕上げを選ぶことも可能で、組み合わせるとかなりおしゃれな仕上がりになるんですよね。

コンクリート舗装の費用・施工ポイント

  • ㎡単価の目安は8,000〜15,000円程度(20㎡なら16万〜30万円)
  • 駐車場用途では厚み10〜12cm+鉄筋orワイヤーメッシュが必要
  • 打設後3〜7日の養生期間中は車を乗り入れ不可

将来撤去する場合はコンクリートの解体・処分に㎡単価3,000〜6,000円程度かかる点も念頭に置いておくといいかもしれません。

ただ、注意点もあります。コンクリートは雨水を通さないので、排水計画がとても重要なんです。水はけが悪くなると雨のたびに水たまりができてしまうので、施工前に排水の経路をしっかり確認しておくのがおすすめです。また、夏場は照り返しが強くなること、経年でひび割れが生じるリスクがある点も覚えておきたいところです。

アスファルトや砂利敷きの施工方法比較

アスファルトや砂利敷きの施工方法比較

コンクリート以外にも、アスファルト舗装や砂利敷きという選択肢があります。それぞれに特徴があるので、費用感や使い勝手を比べてみましょう。

アスファルト舗装

アスファルト舗装はコンクリートよりも費用が安く、㎡単価5,000〜10,000円程度が目安です。20㎡なら10万〜20万円という計算になります。施工後1〜2日で使えるようになるので、工期が短いのも魅力のひとつです。コンクリートの養生期間が3〜7日かかるのと比べると、生活への影響が少ないんですよね。

ただ、耐久年数はコンクリートより短めで10〜20年程度です。夏場に軟化・変形しやすい性質があり、特に気温が高い地域では表面がへこんだり、轍ができやすくなったりすることがあります。定期的な補修も必要になるため、長期的なメンテナンスコストも考慮した上で選ぶといいと思います。

砂利敷き(砕石敷き)

砂利敷きは施工方法のなかで最もコストが低く、㎡単価3,000〜6,000円程度です。20㎡なら6万〜12万円が目安になります。また、DIYしやすい唯一の選択肢でもあって、防草シートを下に敷いてから砂利を乗せるだけなので、体力がある方は自分でも挑戦できます。砂利の種類も豊富で、砕石(クラッシャーラン)や玉砂利、白砂利、踏むと音がする防犯砂利などから選べますし、透水性も高いので水はけの心配が少ないのも嬉しいポイントです。

一方で、タイヤが踏む場所に「わだち」ができやすかったり、砂利が周囲に散乱したりするデメリットもあります。歩くときに足元が不安定になることもあるので、高齢の方がよく歩く動線に使う場合は注意が必要かもしれません。耐久年数は5〜10年程度で、定期的な砂利の補充と防草シートの交換が必要になります。コストと手軽さが魅力ですが、長期的な管理を考えるとランニングコストも頭に入れておくといいと思います。

施工方法㎡単価目安耐久年数DIY主な特徴
コンクリート舗装8,000〜15,000円30〜40年不可耐久性◎ 雑草◎ 排水計画が必要
アスファルト舗装5,000〜10,000円10〜20年不可コスト○ 工期短い 夏に軟化しやすい
砂利敷き3,000〜6,000円5〜10年最安値 透水性◎ わだちに注意
インターロッキング10,000〜20,000円30年以上不可デザイン性◎ 部分補修が容易
透水性コンクリート12,000〜18,000円コンクリートと同等不可水はけ◎ 排水設備を最小化できる

透水性コンクリートの排水性能と費用

透水性コンクリートの排水性能と費用

水はけが気になる方におすすめしたいのが、透水性コンクリート(ドライテック)です。通常のコンクリートは雨水をまったく通しませんが、ドライテックはコンクリートの骨材の間に空隙を設けているため、雨水をそのまま地面に浸透させることができます。透水係数は0.1〜1.0cm/sec程度で、一般的なアスファルトの数十〜数百倍の透水性能があるんです。

雨が降っても水たまりができにくいのが最大の魅力で、濡れた舗装面でのスリップリスクも軽減されます。排水桝(雨水桝)の設置が難しい場所や、もともと水はけの悪かった庭にはとくに向いている選択肢だと思います。また、照り返しが通常のコンクリートより若干少なくなる傾向があるので、夏の暑さが気になる方にも向いているかもしれません。

透水性コンクリートを選ぶ際のポイントをまとめておきます。

  • 費用は㎡単価12,000〜18,000円程度(通常コンクリートの1.3〜1.5倍)
  • 20㎡の場合、目安は24万〜36万円
  • 目詰まりが起きると透水性能が少しずつ下がるリスクあり

落ち葉や泥が溜まりやすい環境では、定期的に高圧洗浄などでメンテナンスすることを考えておくといいかもしれません。

というわけで、透水性コンクリートは「水はけと見た目を両立したい」「排水工事の手間を減らしたい」という方にとって、費用対効果の高い選択肢になりえます。

インターロッキングのデザイン性と耐久性

インターロッキングのデザイン性と耐久性

見た目にこだわりたい方には、インターロッキング(インターロッキングブロック舗装)という方法があります。コンクリートブロックをパズル状に組み合わせて舗装する方法で、デザインのバリエーションが豊富です。

たとえば、レンガ調のブロックを使えば洋風のおしゃれな駐車場になりますし、自然石に見えるタイプを選べば高級感のある仕上がりにもなります。庭の雰囲気をある程度残しながら、駐車場としての機能も持たせたい場合にはぴったりかもしれません。

耐久性はブロック自体がほぼ半永久的で、破損してもブロック単位での部分補修ができるのが大きなメリットです。コンクリートだと一部が割れたときに補修箇所が目立ちやすいのですが、インターロッキングならその箇所だけ新しいブロックに交換すればいいんですよね。透水性ブロックを選べば、水はけの問題も同時に解決できます。

費用の目安は㎡単価10,000〜20,000円程度で、素材やデザインによって幅があります。20㎡で20万〜40万円と、施工方法のなかでは高めになります。ただ、施工精度によってブロックのずれや不陸(でこぼこ)が生じることがあるので、インターロッキングは職人の腕が仕上がりに大きく影響します。施工実績が豊富な業者を選ぶことがとても大切です。費用は高めですが、長期的に見ると部分補修の柔軟性と美観を維持しやすい点で、コストパフォーマンスが高い選択肢だと思っています。

駐車台数別に必要なスペースの目安

駐車台数別に必要なスペースの目安

庭を駐車場にする前に確認しておきたいのが、「実際に何台停められる広さがあるか」です。ぼくも最初は「なんとなく2台は停められそう」と思っていたんですが、実際の寸法を調べてみると意外とシビアなんですよね。特に最近の車は大型化が進んでいるので、昔の感覚で「このくらいあれば大丈夫」と考えると、後で後悔することになりかねません。

用途必要幅必要奥行き必要面積の目安
普通乗用車1台(標準)2.5m5.0m約12.5㎡
普通乗用車1台(ゆとり)3.0m6.0m約18㎡
軽自動車1台2.0〜2.3m4.0〜4.5m約9〜10㎡
2台並列駐車5.0〜6.0m5.0〜6.0m約25〜36㎡
3台並列駐車7.5〜9.0m5.0〜6.0m約38〜54㎡

アルファードやヴェルファイアといった大型ミニバンは全長が4.9〜5.0m、全幅が1.8〜1.9mほどあります。こういった車を停める場合は、奥行き6m・幅3.0m以上を確保しておくのがおすすめです。ドアの開閉スペースも考えると、幅に余裕があるほうが日常の使い勝手が格段によくなります。

カーポートを設置する場合は、梁や柱の位置分として10〜15cm程度のスペースが追加で必要になることも覚えておきましょう。実際に庭の寸法を計測してから業者に相談すると、「この広さなら2台いけます」「ゆとりをもたせるなら1台が現実的です」といった具体的なアドバイスをもらいやすくなります。庭の形が細長い場合や、建物の出っ張りがある場合などは有効スペースが想定より狭くなることもあるので、早めに専門業者に確認してみるのがいいと思います。

ミホさん

なんとなく「うちも2台いけそう」と思ってたけど、ちゃんと計測しないとダメなんだね……。

Kさん

そうなんです。工事の流れや費用の内訳も、意外と知らない部分が多いんですよ。次は伐採から舗装完成まで、実際の工程を一緒に見ていきましょう。

庭じまいの駐車場工事の流れと費用相場

庭じまいの駐車場工事の流れと費用相場
  • 庭木の伐採・抜根から排水工事まで、実は7〜8工程ある
  • 広さ別の費用シミュレーションで総額のイメージをつかめる
  • 水はけ・照り返し・カーポートの後付けなど、よくある失敗と対策を知っておける
  • 固定資産税への影響と信頼できる業者の選び方がわかる

庭じまいで駐車場を作るときは、単純に「舗装するだけ」ではなく、庭木の撤去から整地、排水工事まで複数の工程があります。全体の流れを理解しておくと、業者との打ち合わせもスムーズになりますし、費用の内訳も把握しやすくなりますよ。

ぼく自身、最初は「庭木を切って、コンクリートを流すだけでしょ」と軽く考えていたんですが、実際には7〜8工程あることを知ってちょっと驚きました。それぞれの工程で費用が発生するので、トータルの費用感を把握するためにも一通り確認しておくといいと思います。

庭木伐採と抜根にかかる工事の費用

庭木伐採と抜根にかかる工事の費用

庭じまいで駐車場を作る際、まず避けて通れないのが庭木の伐採と抜根です。ぼくも実家の庭を調べたとき、思ったより木が多くて驚いたんですよね……。庭木が多いほど、この工程の費用が膨らみます。

木の高さ伐採費用の目安(1本あたり)
3m未満5,000〜20,000円程度
3〜5m15,000〜40,000円程度
5m以上の大木40,000〜100,000円以上

抜根(根っこを掘り起こす作業)は、伐採費用の1.5〜2倍程度が目安です。根が深かったり、根が広く張っていたりする木は費用がさらに上がることもあります。

抜根は「やってもやらなくても関係ない」わけではありません。以下の理由から、きちんと行うことが長持ちする駐車場づくりのポイントです。

  • 根をそのままにしてコンクリートを打設すると、根が腐って地盤が沈下する
  • 根の腐敗によってコンクリートがひび割れるリスクがある
  • 庭石の撤去が必要な場合は1個あたり5,000〜30,000円程度の追加費用が発生する

撤去後の残土の処分費も1㎡あたり3,000〜8,000円程度が相場です。事前に見積もりで確認しておくことをおすすめします。

庭木の本数と高さ、庭石の数やサイズを事前に把握しておくと、業者からより正確な見積もりをもらいやすくなります。撤去関連だけでかなりの費用になることもあるので、事前の見積もり確認は必ず行うようにしてください。

整地から舗装完成までの工程と工期

整地から舗装完成までの工程と工期

庭木の撤去が終わったら、いよいよ本格的な工事が始まります。整地から舗装完成までの流れを確認しておきましょう。

STEP1:現地調査・測量

土地の広さや地盤の状態、排水の経路を確認します。費用は無料〜3万円程度が目安です。この段階でしっかり排水の動線を確認しておくことが、後のトラブル防止につながります。

STEP2:庭木伐採・抜根・撤去

庭木や庭石、既存のコンクリートなどを撤去します。規模によって費用が大きく変動する工程です。撤去した木材や庭石は産業廃棄物として処分する費用も含まれているか、見積もりで確認しておくといいと思います。

STEP3:整地・路盤工事

土を掘削して不要な土砂を除去し、砕石(C-40砕石)を敷いて転圧します。㎡単価2,000〜5,000円程度が目安です。路盤工事はコンクリートの強度を左右する重要な工程なので、しっかりやってもらうことが大切です。路盤が不十分だと、完成後にコンクリートが沈下したりひび割れたりする原因になります。砕石の厚みは通常10〜15cm程度が目安で、しっかり転圧して締め固めることが重要です。

STEP4:排水工事

雨水桝を設置したり、排水パイプを配管したりします。費用は状況によって異なりますが、1式で30,000〜100,000円程度が目安です。排水工事は見えない部分の工事なのでつい軽視しがちですが、「雨が降るたびに水たまりができる」という最も多い後悔を防ぐために、最も重要な工程のひとつです。既存の排水設備が使える場合は費用が抑えられますが、新たに排水経路を設ける必要がある場合は費用が上がることがあります。

STEP5:舗装工事

コンクリートやアスファルト、砂利など選んだ施工方法で舗装します。コンクリートの場合、打設後3〜7日程度の養生期間が必要です(完全硬化まで約28日)。この期間中は車を乗り入れることができないため、代替の駐車場所を事前に確保しておく必要があります。コンクリートは鉄筋またはワイヤーメッシュを入れて強度を確保し、厚みは10〜12cm程度が駐車場用途の標準です。

STEP6:仕上げ工事

車止め(カーストッパー)の設置が1個5,000〜15,000円程度、ライン引き(ペイント)が1台分5,000〜15,000円程度です。カーポートは別途工事になることが多く、1台用で20万〜40万円、2台用で35万〜70万円程度が目安です。カーポートを付けるかどうかは、この段階ではなく計画の最初に決めておくことをおすすめします。後付けにすると、コンクリートを部分的に切断して柱を立てる追加工事が必要になる場合があり、費用が余計にかかるんですよね。

広さ別の駐車場工事費用シミュレーション

広さ別の駐車場工事費用シミュレーション

庭木の伐採からコンクリート舗装の完成まで、一般的なパターンでの総費用の目安をまとめました。あくまで参考値ですが、自分のケースと照らし合わせてみてください。

庭の広さ駐車台数の目安費用目安(土間コンクリート)工期目安
15㎡(約4.5坪)1台30万〜50万円3〜5日
20㎡(約6坪)1台40万〜65万円4〜6日
30㎡(約9坪)2台55万〜90万円5〜8日
40㎡(約12坪)2〜3台70万〜120万円7〜10日
50㎡(約15坪)3台90万〜150万円10〜14日

この費用はあくまで目安です。庭木の本数や大きさ、既存構造物の撤去量、地域や業者によって大きく変わることがあります。たとえば大木が5〜6本あって、大きな庭石も複数あるような庭の場合、撤去だけで50万円を超えることもあります。

砂利敷きを選べば費用をかなり抑えられます。たとえば20㎡の砂利敷きなら6万〜12万円程度が目安で、コンクリートの半分以下になることも多いです。ただ、砂利敷きは耐久年数が5〜10年と短く、定期的なメンテナンスが必要です。初期費用の安さだけで選ぶのではなく、長期的なランニングコストも含めて比較することをおすすめします。複数の業者から見積もりを取り、費用だけでなく施工内容の詳細も比較することも大切で、同じ庭の広さでも業者によって20〜30%程度の価格差が出ることもあります。

水はけや照り返しによる失敗と対策

水はけや照り返しによる失敗と対策

庭じまいで駐車場を作った後に後悔するケース、実はけっこうあるんですよね。よくある失敗パターンと、その対策をまとめておきます。

特に多い失敗パターンがこちらです。

  • 排水計画が不十分で雨のたびに水たまりができた
  • 夏場の照り返しが強くなり、体感温度が上がった
  • カーポートを後から追加したら費用が予想以上にかかった
  • 隣地境界が曖昧なまま工事してトラブルになった
  • 複数業者に分離発注した結果、工程間の連携ミスが起きた

カーポートを検討しているなら、舗装工事と同時に施工するのがコスト的にも断然おすすめです。後付けにすると、コンクリートを切断する追加工事が必要になる場合があります。

水はけの失敗を防ぐには、施工前に排水の経路を確認し、必要に応じて排水桝や排水溝を設置することが大切です。水はけが特に心配な場合は、透水性コンクリートを検討するのもいい選択肢だと思います。また、隣地との境界が不明な場合は、土地家屋調査士に相談して確定測量を行うことも選択肢のひとつです。

固定資産税への影響と業者選びのポイント

固定資産税への影響と業者選びのポイント

庭じまいで気になるポイントのひとつが、固定資産税への影響です。庭を駐車場に変えることで、土地の評価額が変わる可能性があります。住宅用地として認定されている土地は固定資産税の軽減措置が適用されていますが、その一部を駐車場として用途変更した場合、軽減措置が見直される可能性があるんですよね。特に、賃貸駐車場として他人に貸す場合は、住宅用地の扱いから外れるケースもあります。気になる方は、工事前に市区町村の税務担当窓口に確認することをおすすめします。

信頼できる業者を選ぶときに確認したいポイント

  • 見積もりが詳細に記載されているか(工程ごとの費用が明確か)
  • 伐採から舗装まで一括で対応できるか
  • 施工実績や口コミが確認できるか
  • 排水計画についてきちんと提案してくれるか

相見積もりは最低でも2〜3社から取るのが理想です。排水計画についてこちらから聞く前に自分から説明してくれる業者は、経験が豊富で信頼できる可能性が高いです。

費用だけでなく、担当者の対応や説明のわかりやすさも業者選びの大切な基準だと思います。逆に、費用の内訳を聞いても曖昧な答えしか返ってこない業者は、後でトラブルになるリスクがあるかもしれません。

庭じまいで駐車場化する前に確認すること

庭じまいで駐車場化する前に確認すること

最後に、工事を始める前にチェックしておきたいことをまとめておきます。後になって「確認しておけばよかった」とならないように、事前に一つひとつ確認してみてください。

砂利敷きはDIYが可能な唯一の施工方法です。防草シートの設置と合わせてDIYに挑戦できますが、下地の整地や転圧がしっかりできていないと砂利が沈んだり雑草が生えやすくなったりするので、手を抜かないことが大切です。コンクリートやアスファルトは専門的な技術と重機が必要で、一般的にDIYは難しいです。

工事期間中は庭が使えなくなります。コンクリートの場合は養生期間も含めると1〜2週間程度は車を停める場所が必要になることもあります。近くのコインパーキングを利用するか、近隣に一時駐車できる場所を事前に確保しておくと安心です。業者に工事期間を事前に確認し、逆算してスケジュールを組むことをおすすめします。

将来的に駐車場を賃貸として活用することを考えているなら、施工の仕様が変わってくる場合があります。たとえば、複数台が停められるレイアウトにしておくことや、ライン引きやカーストッパーの位置を賃貸仕様に合わせて設計することが考えられます。賃貸駐車場にする場合は固定資産税の扱いが変わる可能性があるので、税務窓口への確認も忘れずに行ってください。

また、庭じまいや外構工事に関する補助金・助成金は、自治体によって異なります。透水性舗装に関する補助制度を設けている自治体や、高齢者が住まいの環境を改善するための助成金を用意しているところもあります。使える制度があれば費用をかなり抑えられることもあるので、お住まいの市区町村の公式サイトや窓口で調べておいて損はないと思います。

  • 施工方法はコンクリート・アスファルト・砂利・透水性コンクリート・インターロッキングの5種類があり、費用・耐久性・維持管理のしやすさがそれぞれ異なる
  • 伐採・抜根から排水工事・舗装・仕上げまで7〜8工程あり、広さ20㎡なら40万〜65万円程度が総費用の目安(土間コンクリートの場合)
  • 排水計画の不備・カーポートの後付け・隣地境界のトラブルが特に多い失敗パターン。事前確認で防げるものがほとんど
  • 固定資産税への影響は自治体によって異なるため、工事前に税務窓口で確認しておくのがおすすめ
  • 業者は伐採から舗装まで一括対応できるところを選び、相見積もりは必ず2〜3社から取る
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