庭石の処分費用は、石の重さより「運び出し方」で決まる|池を埋める費用も
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庭石の処分は、小さな石なら1個数千円から、重機の要る大きな石になると10万円を超えることもあります。池も一緒に埋めるなら、池1つで10万円から30万円ほどが目安です。
ただ、同じ重さの石でも、調べた会社によって金額が倍ほど違っていました。その差には、石の重さだけでなく、庭からどうやって運び出すかが大きく関わってきます。
届いた見積もりがなぜその金額なのかを、ご自分で読み解けるようにお手伝いできると思います。ご自宅の庭石の金額は、石がどこまで埋まっているか、門の幅がどれだけあるかを、庭に来て見てもらったうえで決まります。
この記事で分かること
- 庭石は人の手では動かせないので 庭のそばまで重機が入れるかどうかが金額の大きな分かれ目になる
- ネットでよく見かける1kgあたり30〜60円は 処分場が石を受け入れるときの値段で 庭から掘り出して運ぶ費用は入っていない
- 池を埋める費用は 私が解体の会社や便利屋など3件を見たところ 池1つで10万円から30万円ほどだった
庭石1個の処分に、相場はあるのか
私は、解体の会社2社が出している重さ別の撤去費を調べて、横に並べてみました。
| 石の重さ | 解体の会社(1社め) | 解体の会社(2社め) |
|---|---|---|
| 小さな石 | 〜30kg:数千円〜2万円前後 | 〜50kg:5,000〜10,000円 |
| 中くらいの石 | 30〜100kg:1万5千〜5万円前後/100〜300kg:3万〜10万円前後 | 50〜300kg:15,000〜30,000円 |
| 大きな石 | 300〜500kg:5万〜15万円前後/500kg〜1t:10万〜30万円前後 | 300kg〜:5万円〜 |
見比べると、同じ100〜300kgの石でも、1万5千円から10万円まで開いています。ここでは、どちらか一方に寄せずに、2社の幅をそのまま並べておきます。

もうひとつ、ネットでよく見かける「庭石は1kgあたり30〜60円」という数字にも気をつけたいところです。これは処分場が石を受け入れるときの値段で、庭から掘り出して運ぶ費用は入っていないんです。
たとえば1tの石なら処分費は4万円ほどになりますが、それは4万円で庭から片付くという意味ではないわけです。
同じ重さの石で、金額が倍ほど違うのはなぜか
庭石の見積もりは、たいてい人の手間、運ぶトラック、処分、重機の4つの費用でできています。このうち重機やクレーンつきのトラック(ユニック車)の費用は、解体の会社と植木屋の会社の2件を見ると、1台につき2万円から6万円ほどでした。
石は重く、0.5m四方の御影石でも300kgを超えます。人の手では動かせないので、庭のそばまで重機が入れるかどうかが大きな分かれ目になるわけです。
重機が庭まで入れないと、手作業で運ぶか、石を割って小さくしてから運ぶことになります。そのぶん人手が増えて、金額も上がっていきます。

もうひとつ見落としやすいのが、石を1個だけ頼むときの費用です。出張費や最低料金といった決まった費用の割合が大きくなることがあり、石が小さいわりに安くならない場合もあります。
質問サイトには、埋まった敷石のうち2個だけで5万円前後、10個ほど全部なら100万円前後と言われた、という声もありました。1個あたりの値段に個数を掛けて考えると、実際の金額とずれてしまうんですよね。
私も外構(家の外まわり)の工事を手伝ったとき、庭の大きな石をどける作業をしたことがあります。
結局のところ、相場の表をいくら見比べても、自分の庭の石の片付けがいくらになるかは見えてきません。石を片付けたあとの庭をどうするかまで含めて考えたいなら、タウンライフリフォームの外構特集で、外構の会社何社かに案と見積もりを無料で頼めます。
ただ、その前に気になるのが、業者に頼まずに済ませる方法はないのか、ということですよね。
自分で捨てたり、ただで引き取ってもらったりはできないのか
まず、石をごみに出せるかどうかは、住んでいる市区町村によって扱いが分かれます。たとえば世田谷区は石を集めておらず、処理する業者に引き取りを頼むよう案内しています。

一方の横浜市は、土や石を少量ずつなら「燃えないごみ」の日に出せるとしています。なので、まずはお住まいの市区町村に確かめてみてください。
出典:世田谷区「土・砂や石・ブロック・レンガの処分」
出典:横浜市「土・石はどうしたらよいか」
ただで引き取ってもらう、売るという手もあります。でもこれは石そのものの話で、庭から掘り出して運ぶのには、別に費用がかかることがあります。
石に値段がついても、クレーンや運ぶ費用のほうが上回ることがあると、解体の会社も石の専門店も書いていました。
質問サイトには、地域の掲示板を見るとみんな庭石を無料で手放したがっている、という声もありました。業者の金額に驚いてハンマーで割った人は、腰を痛めながらの作業になったそうです。
大きな石を自分で割ることは、石の専門店も勧めていません。ここまでは捨てる話でしたが、捨てずに済む石もあります。
捨てずに、庭に残してもいい石はあるのか
庭石の片付け方は、捨てるか残すかの二択だけではありません。捨てる、そのまま残す、庭の中で動かして組み直す、の3つがあります。
施工例を見ていくと、祖父が集めた庭石を捨てずに平らに組み直したり、つくばい(手を洗うための低い石の鉢)や庭石を水鉢のコーナーにまとめたりしている庭がありました。
関連記事庭じまいのビフォーアフターを施工例45件で見る。全部なくした庭、木を残した庭、作り替えの形と費用の幅
石は木と違って、それ自体が伸びていくことはありません。なので、庭の中で動かしても、手入れは増えにくいほうだと私は思っています。
ただ、石のまわりは鎌が入りにくく、草が抜きにくくなります。残すなら、まわりの地面をどうするかも一緒に考えておきたいところです。
それに、大きな石は庭の中で動かすだけでも重機が要ります。残す場合も、動かすぶんの費用は見ておく必要があるんです。

長く庭にあった石を動かす前に、お祓いが気になるという家族もいます。
関連記事庭じまいのお祓いは、なくす木や井戸ごとに考える。頼み先と初穂料、工事の日との合わせ方
そして、庭石のそばに池があるなら、話はもう一段大きくなります。
池も埋めるなら、いくらかかるのか
池を埋める費用は、池1つで10万円から30万円ほどです。私が解体の会社や便利屋など3件を見たところ、うち2件が20万円前後という目安を出していました。
埋める流れは、まず水を抜き、コンクリートの池なら砕いて運び出してから、土を入れて締め固めます。池の周りの石や橋は、別の料金になります。
しかも、埋めたあと駐車場にするなら、地面を固めるための費用がさらにかかります。
埋めるきっかけとしては、掃除が追いつかなくなった、人が落ちないか心配になった、水漏れが始まった、といったものが挙げられています。

石と池と木の根は、別々の年に片付けてもいいのか
注意
片付けは、回数を分けるほど高くつきます。重機やクレーンつきのトラックの費用は、来てもらうたびに1回分ずつかかるからです。
石を今年、池を来年、木の根はその次の年、と分ければ、同じ費用を3回払うことになります。逆に、木の根を抜くために重機を呼ぶ日に、石と池の片付けもまとめれば、1回分で済むわけです。
実家の木も、根を抜くとなれば機械が要るだろうと私は思っています。重機を呼ぶなら、その日にできることは一度に頼んでしまいたいところです。

なので、ゆっくり進めていいのは、重機を呼ぶ前の話し合いのほうです。残したい石とどかしたい石を、家族で季節をまたいで決めていけばいいと思います。
自分の庭石は、誰に見てもらえばいいのか
ここから先は、業者さんに庭まで来て見てもらう段階になります。石の裏側や埋まり方、門の幅、車を止められる場所は、写真ではつかみにくいところだからです。

おまけに庭石の片付けは、どこへ電話するかが一つに決まりにくい作業です。石だけなら石材店、まとめて片付けるなら解体の会社、庭の中で動かすなら造園の会社、そのあと駐車場などにするなら外構の会社、という具合です。
石材店・解体の会社・造園の会社・外構の会社が、それぞれどこまで受け持つのかは、別のページで一覧にしました。
関連記事庭じまいの業者の選び方。植木屋・造園・外構の違いと、最初にどこへ相談するか
石を片付けたあとの地面をどんな形にするか、その案と見積もりをまとめて取り寄せたいなら、タウンライフリフォームの外構特集という窓口があります。工事をする会社そのものではなく、外構の会社とのあいだに入る窓口で、相談する先はサービスの側が選んで出してくれます。案や見積もりを送ってもらう段階では、費用を払う必要はありません。
画面に並ぶ答えのボタンを順に押していく作りで、場所は「庭」、家の古さは「築20年以上」を選べます。石の大きさや数を文で書き込む場所はありません。
お金のことは「ちなみに、今のところご予算は」と軽く尋ねられる程度なので、だいたいの見当を選べば先へ進めます。実家の住所を打ったあと「現在、こちらの住所にお住まいですか」と出たら、遠くに住む子どもは「いいえ」を押せば、そのまま親の家の庭として続けられます。
氏名を打ち込むのは、会社の候補が出たあとの終わりの場面です。連絡の目安は、公式の案内によると申し込みから1週間以内で、手段はメールや電話などと書かれています。
申し込みにお金はかからず、タウンライフリフォームの外構特集を通して、何社かの外構の会社の案と見積もりを取り寄せられます。
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申し込む前に、よく出る心配
- お金は?
- 公式の案内では、利用は無料で、契約のあとに利用料が上乗せされることもありません。
- 断れる?
- 公式の案内では、希望に合う会社が見つからなければ契約は要りません。断りにくいときは、代わりに会社へ伝えてもらうこともできます。
押すと、まず「戸建てですか」と聞かれます。名前を入れるのは最後です。
無料で、石を片付けたあとの庭の案と見積もりを取り寄せる会社は複数選んだ状態で進めてください。庭石のあとの地面をどうするかも、何社ぶんかの案と金額がそろえば並べて検討できます。
反対に、なじみの会社にもう声をかけてある方なら、そちらへ直接話すのが一番です。どかしたい石が1、2個だけなら、近くの石材店か解体の会社へ直接電話するほうが話は早いはずです。住まいの地域によっては、紹介できる会社の候補がゼロになることもあるようです。
庭石の見積もりで、合計の欄より先に確かめたい3つのこと
見積もりが手元にそろうと、いちばん下の合計の欄に目が行きがちです。庭石の場合は、その前に3つのところを確かめておくと読み違えにくくなります。
ひとつめは、掘り出し、重機、運搬、処分が分かれて書かれているかです。「1kgいくら」だけで比べると、処分場の値段しか見ていないことになってしまいます。
ふたつめに、石を抜いた跡の穴を埋めて平らにする作業まで入っているかを見ます。ここは別の料金になっていることもあるので、書いていなければ聞いておくと安心です。
みっつめは、掘ってみたら石が思ったより深く埋まっていたときの扱いを聞いてあるかどうかです。地面の下の部分は、掘ってみるまで誰にも見えないんですよね。

結論
庭石の金額は、石1個の値段ではなく、庭からどう運び出すかで決まります。だから石だけを先に片付けず、残すか捨てるかを決めてから、ほかの片付けと一度にまとめるのがいちばん無駄がありません。
よくある質問
Q1.石の処理業者はどこで探すか
A.区や市のごみのページに載っていることがあり、港区は、園芸などで使った土・砂や石、ブロック、レンガのように区で収集しないものを処理している業者を、清掃事務所が把握している業者として載せています。処理の料金は、それぞれの業者に問い合わせるよう書かれています。私だったら、そうした業者に石の処理の料金を聞いたうえで、庭から掘り出して運ぶところまでを誰に頼むか決めると思います。
出典:港区「土・砂や石・ブロック・レンガ」
Q2.空の池に雨がたまるとどうなるか
A.蚊の幼虫が育つ水たまりになりえると、私は考えています。大田区は、蚊の幼虫(ボウフラ)は雨水マスや放置されたバケツなどの水たまりに発生すると案内しています。発生を防ぐことの1つめには、不要な水たまりをなくすことが挙げられています。水を抜いた池をすぐに埋められないときは、雨がたまったままにならないよう、ときどき水を抜いておく手もあります。
出典:大田区「蚊」
Q3.残す石はどう選ぶか
A.門や通り道から遠い大きな石ほど、残す候補にしやすいと私は思います。運び出すには庭のそばまで重機が入れるかどうかが分かれ目になり、大きな石は庭の中で動かすだけでも重機が要るからです。私だったら、残す石を決めるときは、まわりの草が抜きにくくなる地面をどうするかも一緒に決めると思います。