最初はどこから?高齢者の庭じまいの費用と進め方を徹底解説

ミホさん

最近、庭の草むしりがしんどくて。
でも業者に頼むのもお金がかかりそうで、どうしたらいいか正直わからないんですよね。

Kさん

そのお気持ち、すごくよくわかります。
「庭じまい」って言葉、聞いたことありますか?
実は、全部なくさなくても、少しずつ管理を楽にしていく方法があるんですよ。

ミホさん

庭じまい…初めて聞きました。
費用とか、どこから手をつければいいとか、何もわからなくて。

Kさん

大丈夫です。この記事を読めば、基本から費用の目安、業者の選び方まで全部わかりますよ。
ぼくも最初は全然知らなかったので、一緒に整理していきましょう。

この記事を読むと分かること
  • 高齢者が庭じまいを考え始めるべき具体的なサインとタイミング
  • 庭じまいで行う作業内容と、かかる費用の目安
  • DIYのリスクと業者に依頼する際の選び方・注意点
  • 段階的な縮小ステップと家族との話し合い方
目次

高齢者の庭じまいとは何か基本を解説

高齢者の庭じまいとは何か基本を解説
  • 庭じまいとは「全部なくす」ことではなく、管理を楽にするための縮小・転換のこと
  • 「なんかしんどいな」と感じ始めたタイミングが、動き出すベストな時期
  • 体が動くうちに進めると、選択肢が広がって費用も抑えやすくなる
  • 段階的に縮小するアプローチが、精神的にも金銭的にも無理がない

まずは「庭じまいって何?」というところから整理していきます。言葉の意味を正しく知るだけで、自分に何が必要なのかが見えてきますよ。

庭じまいを考え始めるサインとタイミング

庭じまいを考え始めるサインとタイミング

庭じまいとは、簡単に言うと「庭の維持管理を楽にするための整理・縮小・転換」のことです。庭をゼロにすることだけが庭じまいではなくて、庭木を減らしたり、地面を砂利やコンクリートに変えて雑草が生えにくくしたりと、管理の手間を減らすこと全般を指しています。

終活という言葉が広まったことで、庭もその一環として考える高齢者が増えているんですよね。日本の65歳以上の高齢者人口は約3,600万人(2023年時点)で、総人口の約29%を占めています。(出典:総務省統計局「人口推計」)さらに、65歳以上世帯の持ち家率は約83%とも言われていて、庭を持つ高齢者の数はとても多いんです。

では、どんな状態になったら庭じまいを考え始めるといいのでしょうか。ぼくが見てきた中で、「そろそろかな」と感じるサインはこんな感じです。

こんなサインが出たら、庭じまいを考えるタイミングかもしれません

  • 草むしりの翌日に腰や膝が痛くなるようになった
  • 庭木の剪定を1〜2年以上していない
  • 夏の庭仕事がこわくなった(暑さや熱中症が心配)
  • 脚立に乗るのが不安になってきた
  • 手伝ってくれる家族がいなくなった

「なんかしんどいな」と感じ始めたら、それがタイミングのサインです。体が動くうちに動き始めると、選択肢がぐっと広がりますよ。

一般的に、体力や筋力の低下が目立ってくるのは65〜70歳前後です。ただ、これはあくまで目安で、60代でも庭じまいを進める方もいますし、70代後半になってから動き始める方もいます。

「まだ大丈夫」と思っている間に動き始めるのが、結果的にいちばんラクなんですよね。体が動くうちに進めておくと、自分で業者との打ち合わせができたり、DIYでできる部分を自分で担当したりと、選択肢が広がります。逆に、庭の管理が完全に手に負えなくなってから動こうとすると、一度にすべてを業者に任せることになって費用がかさんだり、精神的な決断を急がなければならなくなったりするんですよね。「まだ庭を手入れできているうちに、少しずつ縮小していく」という発想で動き始めるのが、ぼくがおすすめするアプローチです。

庭じまいでやる作業内容と優先順位

庭じまいでやる作業内容と優先順位

庭じまいでやることは、大きく分けて撤去・縮小・変換の3パターンに整理できます。何から手をつければいいか迷う方が多いので、ここではSTEP順に整理してみました。全部を一気にやる必要はないので、「今の自分にできるところから」という気持ちで読んでみてください。

STEP1:庭の現状を把握する

まず庭全体を写真に撮って、撤去するもの・残せるもの・変換するものを仕分けするところから始めます。写真を撮っておくと、業者への説明がスムーズになりますし、「どこをどう変えたいか」のイメージが家族と共有しやすくなります。

特に大型の庭木や成長の早い木(竹やヤマブキ、クズなど)は、最優先でリストアップしておくといいですよ。これらは放置すると根が広がって隣地に影響したり、幹が太くなって撤去費用が跳ね上がったりするので、早めに対処した方が総コストが下がります。

STEP2:庭木の整理(最優先)

庭じまいの中でいちばん優先度が高いのが、庭木の整理です。選択肢は大きく3つあります。伐採して完全に撤去するか、剪定で管理しやすい樹形にするか、または本数を1〜2本に厳選するか、です。

生垣のレッドロビンやコニファー類のように毎年剪定が必要な木は、体力的な観点から撤去してしまうのがおすすめです。「残す木は年1回の剪定で済む樹種に限定する」というルールを自分の中で決めておくと、判断がしやすくなりますよ。また、高木(3m以上)になると伐採費用もぐっと高くなるので、まだ若い木のうちに決断した方がコスト面でもメリットがあります。

STEP3:庭石・装飾物の撤去判断

燈籠や蹲(つくばい)、庭石などの和風装飾物も、撤去するかどうかを判断していきます。こういった装飾物は見た目の雰囲気をつくってくれる一方で、周辺に苔が生えたり、隙間に雑草が入り込んだりと、意外と手入れがかかるんですよね。撤去する場合は重量によって費用が大きく変わります。大型の石(200kg以上)になると重機が必要なケースもあるので、業者に相談するのがいいと思います。

価値のある庭石は造園業者や骨董商に買い取ってもらえることもあるので、処分前に確認してみると費用の一部を賄えるかもしれません。

STEP4:地面の整備(雑草の根本対策)

雑草問題の根本対策として、防草シート+砂利敷き、またはコンクリート舗装に変換するのが効果的です。防草シートは経年劣化で5〜10年ほどで効果が落ちてきます。長期的に手間をかけたくない場合は、コンクリート舗装の方が低メンテナンスです。ただし初期費用はコンクリートの方が高くなるので、予算と相談しながら選ぶといいですよ。

たとえば、よく歩く通路部分だけコンクリートにして、残りは防草シート+砂利というハイブリッドな組み合わせも有効です。

STEP5:残す植物と維持体制を決める

庭じまい後も少しだけ植物を楽しみたい場合は、管理範囲をプランターや小さな花壇に限定するのがいいと思います。「ここからここまでが自分の手入れゾーン」という範囲を明確に決めることで、気持ちの面でもスッキリします。

また、年1〜2回の定期メンテナンスを造園会社やシルバー人材センターと契約するのも、無理なく続けられる方法のひとつです。プロの目が定期的に入ることで、木の異常や雑草の繁殖にも早めに気づけるという安心感もあります。

庭じまいにかかる費用の目安

庭じまいにかかる費用の目安

庭じまいを考えるとき、いちばん気になるのが費用ですよね。ぼくも最初に親の庭の見積もりを取ったとき、思っていたより金額が大きくて少し驚きました。ただ、費用は庭の広さや作業内容、業者によって大きく変わるので、ここで紹介するのはあくまで一般的な目安として参考にしてください。正確な金額は業者への見積もりで確認することを強くおすすめします。

庭木の伐採・撤去費用の目安

木の大きさ費用の目安(1本あたり)
低木(1m未満)3,000〜5,000円程度
中木(1〜3m)5,000〜15,000円程度
高木(3〜5m)15,000〜30,000円程度
大木(5m以上)30,000〜100,000円以上

根の除根作業は伐採費用に加えて1本あたり5,000〜20,000円程度が追加になることが多いです。廃材の搬出・処分費も別途かかるケースがあり、軽トラック1台分で10,000〜20,000円程度が目安です。見積もりを取る際は、伐採費用だけでなく処分費・搬出費も含めた総額で確認するようにしてください。

庭石・燈籠の撤去費用の目安

種類・サイズ費用の目安
小型の石(50kg未満)3,000〜8,000円/個
中型の石(50〜200kg)8,000〜20,000円/個
大型の石(200kg以上)20,000〜50,000円以上
石燈籠(一般的サイズ)10,000〜30,000円/基

大型の石は重機が必要になることもあり、そうなると重機の費用が別途かかります。廃材の処分費は重量・個数によって変動し、廃材100kgあたり5,000〜10,000円程度が相場です。

庭池の撤去・埋め立て費用の目安

庭池のサイズ費用の目安
小型(1〜2畳程度)30,000〜80,000円程度
中型(3〜5畳程度)80,000〜200,000円程度

池の撤去は、池の解体→砂・土砂の搬入による埋め立て→整地→転圧、という工程が必要です。残水処理や防水シートの撤去も含むと、費用はさらに上振れすることがあります。

地面の整備費用と庭じまいの総額目安

施工内容費用の目安(1㎡あたり・施工込み)
防草シート+砂利敷き2,000〜5,000円
コンクリート舗装(土間コン)8,000〜15,000円
人工芝施工5,000〜15,000円
タイル・インターロッキング舗装8,000〜20,000円

人工芝は品質によって価格差が大きく、安価なものは数年で劣化するケースもあります。長期的な視点では、品質の高いものを選ぶか、コンクリート舗装を選ぶ方がトータルコストは低くなることが多いです。

庭じまいの総額目安(規模別)

  • 小規模な庭(20〜30㎡、庭木数本+雑草対策):10万〜30万円程度
  • 中規模な庭(30〜60㎡、庭木10本前後+庭石+地面整備):30万〜80万円程度
  • 大規模な庭(60㎡以上、庭木多数+庭池+大型庭石+全面舗装):100万円以上になるケースも

費用の幅が大きいのは、庭の状態や業者によって価格差があるためです。必ず複数社から見積もりを取ることをおすすめします。同じ作業でも業者によって2〜3倍の価格差が生まれることは珍しくありません。

庭への愛着と手放す決断の折り合い方

庭への愛着と手放す決断の折り合い方

庭じまいを進めるうえで、意外と大きなハードルになるのが「気持ち」の問題なんですよね。何十年もかけて育ててきた木や石、配偶者と一緒に手入れしてきた花壇……そういうものをなくすことへの抵抗感は、当然あると思います。

ぼくの親も、「この木は子どもが生まれた年に植えたから」と言って、なかなか伐採に踏み切れないことがありました。その気持ち、すごく自然だと思うんです。

庭じまいは「庭を捨てる」のではなく、「庭との関わり方を変える」ことだと思うんです。たとえば、大きな庭木を1本残して、あとはコンパクトな花壇に絞ることで、今まで以上に丁寧に植物と向き合えるようになる人もいます。広い庭を必死に維持し続けるより、小さくても手入れが行き届いた庭の方が、むしろ愛情が伝わるんじゃないかな、と思うこともあります。

「庭が荒れていくのを見ているのがつらい」という声もよく聞きます。管理できない状態で放置するより、きちんと整えてローメンテナンスな状態にした方が、庭への敬意を示せるという考え方もありますよね。また、庭仕事から解放された時間を、旅行や趣味、孫との時間に使えるようになるという変化もあります。庭じまいのその先に、新しい楽しみが待っている可能性があるんですよね。

「なんとなくもったいない」という気持ちと「管理できなくなるのが不安」という気持ちを天秤にかけながら、ゆっくり考えてみてください。急いで決断する必要はないけれど、「考え始めた今」が動き出す一番のタイミングだとぼくは思っています。

庭じまいを段階的に進める縮小ステップ

庭じまいを段階的に進める縮小ステップ

庭じまいは、全部いっきにやらなくてもいいんです。多くの記事は「全撤去か維持か」という二択で語りがちなんですが、ぼくはそれよりも「少しずつ縮小していく」アプローチの方が現実的だと思っています。費用を分散できること、精神的な負担を少しずつ解消できること、そして「やってみたらどうなるか」を体感しながら進められることが、段階的アプローチの大きなメリットです。

段階的に進める3つのフェーズはこちらです。

  • フェーズ1:まず「一角」だけ手入れ不要ゾーンにする(防草シート+砂利敷き)
  • フェーズ2:管理する植物を半分に絞る(年1回剪定で済む木だけ残す)
  • フェーズ3:全体を整備して維持管理体制を整える(定期メンテナンス契約も検討)

「今年はフェーズ1、来年はフェーズ2」というペースで進めれば、費用的にも体力的にも無理なく庭じまいを完了させることができますよ。

最初から全体を動かそうとすると、費用も体力も精神的な負担も大きくなります。たとえば北側の日当たりが悪く雑草が生えやすい場所や、使っていない庭の隅など、「ここだけ変えても後悔しない」と思える場所から始めるのがおすすめです。一角を変えてみると、「思ったよりすっきりした」「管理がラクになった」という実感が得られて、次のステップへの心理的ハードルが下がりやすくなりますよ。

ミホさん

段階的に進められるのは助かります。
でも、実際に自分でやろうとしたら危ないこととかありますか?

Kさん

実はそこ、けっこう大事なポイントなんです。
高齢者の庭仕事には若い頃とは違うリスクがあるので、次のセクションで整理しますね。

高齢者が庭じまいを安全に進める方法

高齢者が庭じまいを安全に進める方法
  • 高所作業や電動工具は業者に任せる。DIYは軽作業に限定するのが安全
  • 業者選びは必ず3社以上の見積もりを比較してから決める
  • 費用を抑えるには、冬季の依頼やシルバー人材センターの活用が効果的
  • 家族と一緒に進めることで、判断ミスや悪質業者のリスクを減らせる

DIYで起こりやすい転倒や熱中症のリスク

DIYで起こりやすい転倒や熱中症のリスク

庭じまいをDIYでやろうとすることは、決して悪いことではありません。ただ、高齢者が庭仕事をするうえでのリスクは、若い頃とはまったく違うレベルになっているんですよね。ここは正直に伝えておきたいと思います。

高齢者の庭仕事で特に注意したいリスクがこちらです。

  • 脚立・はしごからの転落(骨折・頭部打撲につながるリスク)
  • 夏の炎天下作業による熱中症(65歳以上が救急搬送の半数以上)
  • 草むしりの前かがみ姿勢による腰痛・関節炎の悪化
  • チェーンソーや刈払機の使用ミスによるけが

草むしりや軽い枝の片付けなど低リスクな作業はDIYで進められます。高所作業・電動工具・重い物の移動は、無理をせず業者やシルバー人材センターを頼るのが安全です。

特に脚立に乗る作業は、できるだけ避けた方がいいと思っています。「ちょっと高い枝を切るだけ」という軽い気持ちで脚立に乗った結果、大けがをしてしまうケースは実際に多いんですよね。65歳以上の転倒事故の約20%が屋外(庭・玄関周辺を含む)で起きているというデータもあります。骨粗しょう症が進んでいる場合は、転倒による骨折のリスクがさらに高くなります。

夏場に庭仕事をする場合は、早朝か夕方以降に限定して、作業時間を短く区切ることが大切です。高齢になると暑さや渇きに気づきにくくなるとも言われているので、タイマーをセットして30分ごとに休憩を入れるなど、意識的なペース管理をするといいと思います。

業者に依頼する際の選び方と注意点

業者に依頼する際の選び方と注意点

庭じまいを業者に依頼するときは、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。ぼくも親の庭の業者選びをしたときに、最初は「どこに頼んでも同じでしょ」と思っていたんですが……実際に複数社に見積もりを出してもらうと、価格も対応も全然違うことがわかりました。

業者選びで押さえておきたいポイントはこちらです。

  • 必ず3社以上から見積もりを取って相場感をつかむ
  • 見積もりは伐採費・処分費・搬出費まで含めた総額で比較する
  • 追加費用が発生する条件を事前に確認しておく
  • 施工事例・Googleの口コミ・近所の評判を参考にする
  • 飛び込み営業や契約を急かす業者には慎重に対応する

同じ作業でも業者によって2〜3倍の価格差が生まれることは珍しくありません。一人で決めず、必ず信頼できる家族に相談してから契約するようにしてください。

高齢者を狙った悪質な業者も残念ながら存在します。突然訪問してきて「今日だけ安くします」と言う業者や、相場より極端に安い見積もりを出す業者は慎重に対応してください。最終的な判断は、信頼できる家族や専門家に相談しながら進めるのがいちばんです。

費用を抑えるための実践的なヒント

費用を抑えるための実践的なヒント

庭じまいの費用はまとまった金額になることが多いので、少しでも抑えられるポイントを知っておくといいと思います。ぼくが調べたり実際に試したりした中で、効果があったと感じるヒントを紹介しますね。

費用を抑える5つの実践ヒント

  • 冬季(12〜2月)に依頼する:繁忙期を外すと値引き交渉が通りやすい
  • シルバー人材センターを活用する:軽作業は時間あたり1,000〜1,500円程度が目安
  • 庭石・石燈籠の売却を試みる:造園業者や骨董商に査定依頼すると数万円になることも
  • 自治体の補助金・助成金を調べる:市区町村の窓口に一度問い合わせてみるだけでも価値がある
  • 不用品をまとめて処分する:ガレージの農具なども一緒に出すと搬出費用を効率化できる

軽作業はシルバー人材センター、専門技術が必要な作業は造園業者、という使い分けが費用を抑えるコツです。

手入れ不要なローメンテナンス植物の選び方

手入れ不要なローメンテナンス植物の選び方

庭をゼロにせず、少しだけ植物を楽しみたいという方には、管理の手間が少ない植物を選ぶことをおすすめします。ぼくが調べた中で、特に手入れが少なくて済む植物をいくつか紹介しますね。

植物名管理の手軽さ特徴
ローズマリー剪定ほぼ不要・乾燥に強い
サルスベリ年1回の剪定でOK・病害虫が少ない
アジサイ花後剪定だけで手入れ完結
多肉植物水やりほぼ不要・プランター限定可
ヤマモモ・シャラ自然樹形が美しく剪定量が少ない

植物を残す場合の基準は、「年間の手入れ回数が1〜2回以内かどうか」にするといいと思います。逆に、毎年大きく伸びるコニファー類や、根が広がりやすいタケやミントのような植物は、手入れが大変になりやすいので早めに撤去を考えた方がいいかもしれません。

プランターに限定することで管理範囲が明確になり、「どこまでが自分の手入れ範囲か」がわかりやすくなります。庭全体を一気に変えなくても、「プランター1鉢のローズマリーだけ残す」くらいのシンプルな形から始めるのが、続けやすい庭との付き合い方だと思います。

家族と庭じまいを話し合うポイント

家族と庭じまいを話し合うポイント

庭じまいは、高齢者本人だけの問題ではないことが多いですよね。子世代が「親の庭が心配」と感じていたり、逆に高齢者本人が「子どもに迷惑をかけたくない」と思っていたりと、両者の間に温度差が生まれやすいテーマでもあります。うまく話し合いを進めるためのポイントを整理しました。

子世代から親に庭じまいを提案するときは、「大変でしょ、もうやめたら」みたいな言い方だと反発を受けやすいです。たとえば「暑い日に外で作業してるの心配で」とか「体の負担を減らして、その分旅行とかに時間使えたらいいよね」みたいな、相手への気遣いや前向きな変化を軸にした話し方の方が、受け入れてもらいやすい気がします。「庭を片付けろ」というニュアンスではなく、「あなたのことを心配している」という気持ちが伝わるかどうかが大事なんですよね。

「将来のための終活」という文脈で話すと、子世代も理解しやすくなります。「自分が動けるうちに整理しておきたい」という主体的な気持ちを伝えることで、子ども側も「親がちゃんと考えている」と安心しやすくなります。また、家族と一緒に業者の見積もりを取りに行くのもいいと思います。費用の目安が出ることで話し合いが具体的になりますし、「何をどこまでやるか」の共通認識が生まれやすくなります。

庭じまいは、家族の連携があるとずっとスムーズに進みますよ。一人で抱え込まず、家族を巻き込みながら進めていくのが、いちばんいいやり方だとぼくは思っています。

高齢者の庭じまいを前向きに進めるために

高齢者の庭じまいを前向きに進めるために

最後に、少し前向きな話をさせてください。庭じまいって、どこか「諦める」「終わらせる」みたいなイメージを持つ方もいると思います。ぼく自身も最初はそう感じていたんですよね……。

でも実際に庭じまいを経験した人の話を聞くと、「こんなに楽になるとは思わなかった」「庭の管理を気にしなくてよくなって、ようやく旅行に行けた」という声がすごく多いんです。たとえば、毎週末の草むしりがなくなった分、孫と出かけたり、ずっとやりたかった趣味に時間を使ったりできる。庭仕事に費やしていた体力や時間が、別のことに使えるようになる。それはかなり大きな変化だと思います。

庭じまいは「終わり」ではなく「新しいステージへの切り替え」だと、ぼくは思っています。一度にすべてを変える必要はありません。まず庭の写真を撮って現状を把握するだけでも、大きな一歩になります。そういう未来を描きながら、庭じまいを進めていくといいかもしれません。

費用の詳細な目安や業者の選び方など、より具体的な情報はこのブログの他の記事でも解説しているので、合わせて参考にしてみてください。

庭じまいの内容や費用は個々の状況によって大きく異なります。この記事の情報はあくまで一般的な目安として参考にしていただき、最終的な判断は造園業者や専門家への相談をおすすめします。

  • 庭じまいとは「全部なくす」ことではなく、管理の手間を減らす縮小・転換のこと。「なんかしんどいな」と感じ始めたタイミングが動き出すサイン
  • 費用は庭の規模で大きく異なり、小規模で10万〜30万円、大規模では100万円以上になることも。必ず複数社の見積もりを比較することが節約の第一歩
  • 高所作業・電動工具はプロに任せる。軽作業はシルバー人材センター、専門作業は造園業者という使い分けが安全で費用も抑えられる
  • 段階的に進めるのが現実的。「今年フェーズ1、来年フェーズ2」のペースで無理なく進めていくのがいちばん
  • 庭じまいは「終わり」ではなく「新しいステージへの切り替え」。家族を巻き込みながら、前向きに進めていきましょう
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庭じまいの業者選びについて詳しくまとめた記事はこちらです。

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