庭のリフォームの費用と見積もり。次にまた手を入れる時期まで見て選ぶ

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刺しゅう枠の中に、真上から見た庭のウッドデッキ・人工芝・砂利が並び、それぞれに砂時計が置かれた刺しゅう風の絵。「庭のリフォームの費用と見積もり」「作ったものも、また年を取る」「次に手を入れる時期まで見て選ぶ」の文字

庭のリフォームの費用は、庭の一部を手直しする程度(工事の種類が3つほどまで)なら50万円以内に収まることが多く、庭全体を作り直すなら80万〜150万円ほどが目安です。

地面の仕上げからフェンスや植え込み、照明までまるごと入れ替える大がかりな工事になると、200万円を超えることもあります。

ただ、その金額で作ったものも、少しずつ傷んでいきます。ウッドデッキなら塗り直し、人工芝なら張り替えというふうに、次にまたお金と手間がかかる時期が作ったものごとにおおよそ決まっています。

なので、この記事では金額の幅と一緒に、仕上げごとの「次に手を入れる時期」を並べていきます。

この記事で分かること

  1. ウッドデッキなら塗り直し 人工芝なら張り替えというふうに 次にまたお金と手間がかかる時期が作ったものごとにおおよそ決まっている
  2. 20年という区切りで見ると コンクリートは庭なら25年ほどもつので20年のうちに手を入れる時期は来ないが 人工芝は少なくとも1回は張り替えの時期が来る
  3. 次の工事の時期がばらばらなら 一度まっさらにして作り直すほうが向いている場合もある

庭のリフォームは、どのくらいの金額の工事になるのか

この記事で扱うのは、片付けたあとの庭を作る工事のほうです。木を切ったり根を抜いたりする片付けの費用は、別の記事にまとめています。

庭のリフォームの金額を、リフォーム会社の紹介サイト2件と外構(家の外まわりの工事)の会社1件の目安で比べると、幅はこのくらいです。

どんな工事か金額の目安
庭の一部の手直し(工事の種類が3つほどまで)50万円以内に収まることが多い
庭全体のリフォーム80万〜150万円ほど
地面の仕上げ・フェンス・植え込み・照明までまるごと200万〜400万円ほど
紹介サイトに集まった事例でいちばん多い金額100万〜150万円

外構の会社のほうは、相談がいちばん多いのは数万円から50万円までの工事で、大がかりなものでは100万円を超えることもあると書いていました。同じ「庭のリフォーム」で金額の幅がここまで開くのは、何をどれだけ作るかで工事の中身そのものが変わってくるからなんですよね。

小さなウッドデッキと芝と花壇とれんがの通路がある庭の絵
ウッドデッキと芝と花壇がある作り直した庭の絵

片付けたあとの地面は、何で仕上げることになるのか

このサイトでこれまで取り上げてきた4つの仕上げを、業者に頼んだときの1㎡あたりの目安で並べるとこうなります。

仕上げ1㎡あたりの目安
土のまま平らにならす1,000〜2,000円ほど
防草シート(地面にかぶせて草を抑えるシート)と砂利3,000〜5,000円ほど
人工芝1万円前後
コンクリート1万〜1万5千円前後

表は安い順に並べましたが、敷いたあとの手入れの手間が少ない順に並べると、この並びとは同じになりません。たとえば砂利は年月がたつと沈んだり散ったりして補充が要ると書いている外構の会社があり、同じ会社はコンクリートを手入れの負担が少ないものとして挙げています。

片付けたあとの地面の仕上げを安い順に並べた図。1㎡あたり・業者に頼んだときの目安で、土のまま平らにならす1,000〜2,000円、防草シートと砂利3,000〜5,000円、人工芝1万円前後、コンクリート1万〜1万5千円前後。敷いたあとに残る手入れは、砂利はときどき補充、人工芝は5〜10年ほどで張り替え、コンクリートは庭なら25年ほど
地面の仕上げ4つを業者に頼んだときの1㎡あたりの目安で安い順に並べ敷いたあとに残る手入れを添えた

それぞれの費用の詳しいところと、仕上げの下になる地面のつくり方は、仕上げごとの記事に分けて書いています。

ほかの家ではどう仕上げたのか、例を見比べたいときはこちらの記事へ。

となると気になるのは、作ったあと何年たつとまたお金がかかるのかです。

作り直した庭は、何年たつとまたお金がかかるのか

外構の会社や資材の通販の会社など12件が出している目安をまとめると、次に手を入れる時期は作ったものごとにこれだけ違います。

作ったもの次に手を入れる時期の目安
コンクリート車が乗らない庭なら25年ほど
防草シートシートの種類で数年〜10年以上(上に砂利を敷くと長くもつ)
砂利沈んだり散ったりした分を、ときどき補充
人工芝5〜10年ほどで張り替え
ウッドデッキ天然木で5〜15年、人工木(木の粉と樹脂を混ぜた材)で20年以上
フェンスアルミは壊れないかぎりほぼ一生使えるという解説もある。木は塗り直しが続く

20年という区切りで見ると、コンクリートは庭なら25年ほどもつので20年のうちに手を入れる時期は来ませんが、人工芝は少なくとも1回は張り替えの時期が来ます。天然木のデッキも、5〜15年という目安のとおりなら、20年のうちに一度はその年数を越える計算です。

実家の庭にあるウッドデッキも、板がだんだん傷んできているところです。

0年から20年の物差しに、作ったものごとの次に手を入れる時期を置いた図。防草シートは種類で数年〜10年以上、人工芝は5〜10年ほどで張り替え、天然木のウッドデッキは5〜15年、人工木のウッドデッキは20年以上、コンクリートは庭なら25年ほどで物差しの外
作ったものごとに次に手を入れる時期は違い庭のコンクリートは25年ほどで20年の物差しの外になる

で、自分の庭なら何をどう作るのがよくて、いくらになるのか。それは、タウンライフリフォームの外構特集のように、片付けたあとの庭の形の案と見積もりを外構の会社へまとめて無料で頼めるところに聞いてみるのが手っ取り早いと思います。

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無料で、庭のリフォームのプランと見積もりを取り寄せる

会社は複数選んだ状態で進めてください。リフォームの案と金額が会社ごとに届くので、違いを比べながら決められるからです。

ただ、表の年数は手入れのしかたによっても変わってきます。

塗り直しや張り替えを、この先も続けていけるのか

注意

天然木のウッドデッキは、最低でも年に1回は防腐剤入りの塗料を塗り直す必要があると、庭のリフォームの会社が書いています。同じ会社の試算では、自分で塗っても塗料や道具で1回1万〜2万円ほどかかり、20年では20万〜30万円ほどになるそうです。

しかも、かかるのはお金だけではありません。同じ会社は、休日をまる一日使う作業になるとも書いていました。

つまり庭に手をかける時間には、楽しみの時間と、毎年かならず戻ってくる作業の時間の2つがあるわけです。好きな花に水をやるのは楽しみでも、デッキの塗り直しや草取りは、年が変わればまた順番が回ってきます。

はけで木の塀を塗り直す人の後ろ姿の絵
木の塀を塗り直す人の後ろ姿の絵

手入れが要るものをどう減らすかは、別の記事で書いています。

この先20年、誰が続けるのか

年に1回ほどの塗り直しが要るものは「この先20年、誰がそれを続けるのか」で考えたほうがいいと思っています。庭いじりを楽しみとして残すなら、大きな木を新しく植えるより、手の届く高さで手入れが済むものにしておくほうが、続けやすいはずです。

傷んだところだけ直すか、一度まっさらにして作り直すか

傷んだのが1か所でほかは当分もちそうなら、そこだけ直すほうが向いている場合があります。たとえばウッドデッキを外して運び出すだけなら、一般的な広さで3万〜10万円ほどが目安で、大きいものや土台まで壊すともっとかかります。

小さなウッドデッキの古い板を1枚だけ新しい板に替える人の後ろ姿の絵
ウッドデッキの傷んだ板を1枚替える人の絵

反対に、デッキは傷んでいる、芝は張り替えどき、フェンスはまだもつ、というふうに次の工事の時期がばらばらなら、一度まっさらにして作り直すほうが向いている場合もあります。

残したいものを避けながら丁寧に工事するより、一度まっさらにして作り直したほうが安く早く終わる場合があるんです。重機の入れない場所を手作業で進めると、費用が重機を使う場合の1.5〜2倍ほどになる傾向があると外構の会社が書いています。

ただ同じ会社は、小さな庭なら重機を運ぶ費用がかからない分、差がそれほど大きくならないこともあるとも書いていました。

それに重機や生コンクリートを運ぶ車の費用は、工事の大きさにかかわらずかかります。何回かに分けるより、まとめて頼むほうが費用を抑えられる可能性があるという外構の会社の解説もありました。

分かれ道の図。左は傷んだところだけ直す(傷んだのが1か所・ほかは当分もつ。例:ウッドデッキを外すだけなら3万〜10万円ほど)。右は一度まっさらにして作り直す(次の工事の時期がばらばら・残すものを避けながらの工事になる。手作業は重機の1.5〜2倍ほどになる傾向で、小さな庭なら差が小さいことも)
傷んだのが1か所でほかは当分もつなら直し次の工事の時期がばらばらなら作り直すほうが向く場合がある

どちらにするにしても、形を決めるのは図(プラン)を見てからになります。

庭のリフォームの見積もりは、図(プラン)まで無料で頼めるのか

外構工事の見積もりサイトの解説によると、ほとんどの工事会社は見積書も図面も無料で出してくれます。ただ図面は有料という会社や、何枚目からは有料という条件の会社、図面を見せるだけで渡さない会社もあるそうです。

机の上の形だけで描いた庭の案と色鉛筆の絵
形だけで描いた庭の案と色鉛筆の絵

図の段階で迷っておく意味

図の段階でじっくり迷っておくことには、ちゃんと意味があります。知り合いの外構の業者から聞いた話では、施工が進んで庭の形がある程度見えてきた段階で、内容を変えたいという声が出ることが何度かあったそうです。

「やっぱりこうしてほしい」と内容が変わると工期が延びて、その分の費用がかさんだこともあったと聞きました。図面では想像しにくかったものが形になって見えてきて、変えたくなるのは自然なことなんですよね。

植木屋・造園・外構のどこへ声をかけるかは、業者選びの記事で比べています。

まとめて頼む方法と、申し込みの流れ

声をかける先を一社ずつ探すのがおっくうなら、タウンライフリフォームの外構特集のページからまとめて頼む方法があります。ここ自体は工事を請け負う会社ではなく、外構の会社へ依頼をつなぐ役目のサービスで、届く案にも見積もりにも料金はかかりません。

答えをボタンで選ぶ問いが多く、はじめに家が戸建てかどうか、築何年か、工事の場所を尋ねられます。選べる答えの中に、「築20年以上」も「庭」も入っています。

予算の問いも「ちなみに、今のところご予算は」という口ぶりで、リフォームにいくら出すかが固まる前でも、今のところの見当で答えておけば足ります。建物の場所を入れると、その住所に住んでいるかどうかを「はい」「いいえ」で聞かれるので、離れて暮らす子どもでも実家の庭のことで申し込めます。

出てくる会社は向こうが選んだ顔ぶれで、その中から頼む先を決めます。手で入力するのは住所と名前くらいで、名前の欄は申し込みの終わりに出てきます。

最後の名前まで入れ終わると、タウンライフリフォームの外構特集を通して、何社かの外構の会社が、片付けたあとの庭の形の案と見積もりを無料で用意してくれます。

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申し込む前に、よく出る心配

お金は?
公式の案内では、利用は無料で、契約のあとに利用料が上乗せされることもありません。
断れる?
公式の案内では、希望に合う会社が見つからなければ契約は要りません。断りにくいときは、代わりに会社へ伝えてもらうこともできます。
連絡は?
公式の案内では、申し込みのあと、1週間以内をめどに、メールや電話などで連絡が来ます。
実家の庭でも?
建物の場所を入れたあとに「現在、こちらの住所にお住まいですか」と聞かれ、「いいえ」も選べます。
無料で、外構の会社に庭のプランを頼む

会社は複数選んだ状態で進めてください。頼む先が複数なら、庭の形の案も金額も、見比べたうえで決められます。

この方法が向かない方

向かないのは、すでに頼みたい会社が決まっている方です。木を1、2本切れば済むなら近くの植木屋さんに、フェンスやウッドデッキを同じ形のものに取り替えるだけならその製品を扱う会社に、じかに声をかけるほうが早く進みます。

それと、庭のある地域によっては、つないでもらえる会社がまだ用意されていないこともあります。

何社かのプランを前にして、何を聞けば決めやすくなるのか

頼む先は3社ほどにして、どこにも同じ条件で頼むのが基本だと外構の会社や情報サイトが書いています。予算は隠さずに上限の金額といちばん手を入れたい場所をセットで伝えるほうが、納得のいく案が出てきやすいそうです。

そのうえで、届いたプランごとに同じことを2つ聞いてみてください。「このプランで、次に手を入れるのはいつ、何にですか」「そのときは、いくらくらいかかりますか」の2つです。

見積もりの金額が同じくらいでも、答えが「毎年デッキの塗り直し」と「庭なら25年ほどは手入れの負担が少ない」とでは、この先にかかるお金と手間がまるで違ってくるんですよね。

3社ほどに、同じ条件で、予算の上限といちばん手を入れたい場所をセットで頼み、並べた3つのプランそれぞれに「このプランで、次に手を入れるのはいつ、何にですか」「そのときは、いくらくらいかかりますか」と同じ2つを聞く図
3社ほどに同じ条件で頼み届いたプランごとに次に手を入れるのはいつ何にかとそのときの金額を聞く

届いた見積書の並べ方や断り方については、一括見積もりの記事に書いています。

結論

庭のリフォームは、いまきれいになるかより、次にまたお金と手間がかかるのはいつかで選ぶほうがあとで困りにくいと思います。当分は手を入れずに済むかどうかという目で、届いたプランを見比べてみてください。

よくある質問

Q1.庭の工事に使える助成はあるか

A.道路沿いに生けがきや植え込みをつくる工事なら、杉並区のように、緑化の費用の一部を区が助成している所があります。杉並区では、道路沿いに2メートル以上の生けがきなどをつくるときが対象で、工事に手をつけたあとの申請は助成の対象外とされています。私だったら、プランを頼む前に自分の市の緑化の助成を調べて、使えそうなら工事の前に担当の課へ相談すると思います。

出典:杉並区「接道部緑化助成」

Q2.余った塗料はどう捨てるか

A.デッキの塗り直しで余ったペンキは、東京都の中央区なら、中身を紙や布に染み込ませてから「燃やすごみ」の日に出します。中央区の案内では、染み込ませたものは中身の見える袋か容器に入れ、空になった缶は中身の見える袋に入れて「燃やさないごみ」の日に出すことになっています。私だったら、塗る前に自分の市のごみの案内で塗料の出し方を見ておき、余らないように塗る広さに合わせた量を買うと思います。

出典:中央区「ペンキの缶(中身入り)を処分したいのですが、どうしたらよいですか。」

Q3.デッキの税はどう判断されるか

A.岐阜県の恵那市の資料では、市販のウッドデッキやサンルームが固定資産税のかかる家屋に当たるかは、車庫と同じく「外気分断性」(屋根や壁で外の空気と仕切られているかどうか)で判断すると書かれています。同じ資料には、3方向以上を囲っていないウッドデッキと、壁面がアクリル樹脂やガラスでできたサンルームが、判断の例として並んでいます。私だったら、デッキに屋根や囲いを付ける案が届いたときは、税がかかるかどうかを、市の固定資産税の家屋の係に図を見せて聞いてみると思います。

出典:恵那市「家屋調査に協力ください」