庭じまいの本を探してるんだけど、ぜんぜん見つからなくて。
そもそも庭じまいって何から始めればいいの?
「庭じまい」ってテーマの本がほとんどないんですよね。
でも関連書籍を組み合わせれば、全体像はつかめますよ。
費用とか業者選びとか、知っておくべきことも多そうで、正直どこから手をつければいいか全然わからないんだよね。
まずは全体像を把握するのが一番の近道です。
この記事でまるっと整理しているので、ぜひ最後まで読んでみてください!
- 庭じまいの定義と、今なぜ注目されているかの背景
- 庭じまいに関連する書籍のジャンルと探し方
- 伐採・抜根・防草シートなど作業ごとの費用目安
- 業者選びや法律改正など、実際に動く前に知っておくべきこと
庭じまいの本・書籍でわかる「お庭の終活」とは


- 庭じまいとは何か、定義と注目される理由がわかる
- 高齢化社会・空き家問題との深い関係がわかる
- 自分が庭じまいを考えるべきタイミングがわかる
- 作業の全体像と、役立つ書籍の探し方がわかる
まずは「庭じまいって何?」という基本的なところから整理していきましょう。関連する書籍を探す前に、庭じまいという言葉の意味や、なぜ今これだけ注目されているのかを知っておくと、情報の整理がぐっとしやすくなると思います。
庭じまいの定義と注目される背景


庭じまいとは、庭の維持管理を縮小・終了することを目的に行う作業の総称です。具体的には、庭木の伐採や抜根、生垣の撤去、庭石や庭池の処分、防草シートや砂利・コンクリートによる地面の被覆などが含まれます。
お庭の終活とも呼ばれていて、終活ブームと連動して2015年頃から少しずつ使われるようになってきた言葉なんです。ぼくが最初にこの言葉を聞いたとき、正直「庭の終活って大げさじゃないかな」と思っていました。
でも実際に調べてみると、庭の維持管理って思っている以上に体力も費用もかかるんですよね。年間の維持費は平均で10〜30万円程度ともいわれていて、年金生活になってからも払い続けるのはなかなか大変です。
庭じまいは「庭を手放す」というより、無理のない形に整えるという考え方に近いのかもしれません。この言葉がなかったころは、庭を維持できなくなったとき「放置するしかない」という状況になりがちでした。でも庭じまいという概念が広まったことで、「整理して次のステージへ移行する」という選択肢が生まれたんですよね。
そういう意味で、庭じまいは前向きな終活のひとつだとぼくは思っています。
高齢化社会が生んだ庭の維持管理の限界


日本の65歳以上の人口は2023年時点で約3,600万人、総人口の約29%にのぼります。(出典:総務省統計局「人口推計」)戦後から高度経済成長期に建てられた戸建て住宅の多くが現在築40〜60年を迎えていて、庭を持つシニア世帯が急増しているんです。
たとえば、若い頃は毎週末に草取りや剪定を楽しんでいた方が、70代になって膝や腰が痛くなり、気づいたら庭が荒れ放題になっていた……というのはよく聞く話です。庭の手入れって、体が動いているうちは趣味や生きがいになるんですが、体力が落ちてくると一気に「荷物」に変わってしまうんですよね。
空き家問題とも深くつながっています
- 2023年時点の空き家率は約13.8%
- 相続・売却を見据えた庭の整理ニーズが急増している
- 40〜50代の子世代が親の庭問題に関わり始めるケースが増えている
庭じまいは「高齢者の問題」というより、40〜50代の子世代が親の庭をどうするかを考え始める段階から関わってくる話なんだと思っています。親が元気なうちに一緒に庭の将来を考えておくと、後々の判断がずいぶん楽になるかもしれません。
庭じまいを自分ごとにする7つのチェックリスト


庭じまいって「自分にはまだ早い」と感じる方が多いんですが、実はこんなサインが出ていたら、早めに考え始めたほうがいいかもしれません。以下の7つ、あてはまるものはいくつありますか?
このサインが3つ以上あれば、庭じまいを考え始めるタイミングかもしれません。
- 草取りが月1回でもきつくなってきた
- 植木の剪定を2年以上サボっている
- 庭の維持費が年間10万円を超えている
- 庭が「癒し」ではなく「負担」になっている
- 空き家や相続が視野に入ってきた
- 隣家に枝が越境していて気になっている
- 飛び石や石畳がガタついてきた
植木の剪定は2年以上放置すると枝が電線や屋根に迫るほど伸びることもあるので、気づいたときには大ごとになっているケースが多いんです。また、飛び石や石畳のガタつきは転倒リスクにもつながります。高齢の方が庭で転倒して骨折……というのは決して珍しい話ではないので、足もとの安全性という観点からも、庭じまいには大切な意味があるんだと思っています。
本で学ぶ前に知っておきたい作業の全体像


庭じまいの作業は、大きく分けると5種類あります。書籍や記事を読むときも、この分類を頭に入れておくと内容が整理しやすいと思います。
庭じまいの作業5分類
- 庭木の伐採・抜根(樹木を切り、根ごと撤去する作業)
- 生垣・ブロック塀の撤去(ツゲやカイヅカイブキなど)
- 庭石・蹲・燈籠・庭池の処分・埋め立て
- 地面の整備(防草シート・砂利敷き・コンクリート打設)
- 樹木の供養(気持ちの整理として神社やお寺に依頼するケースも)
庭じまいに役立つ書籍の探し方とジャンル紹介


正直に言うと、庭じまいという単独テーマで出版された書籍は、2024年時点ではほとんど存在しないんです。だからこそ、ぼくも最初に本を探したときに困ったわけで……。ただ、関連するジャンルの本を組み合わせて読むことで、庭じまいの全体像をかなりカバーできます。参考になりやすい書籍のジャンルを3つ紹介します。
①シニア向けガーデニング・ローメンテナンス庭づくり本
NHK出版や主婦の友社、学研プラスなどから出ている園芸・ガーデニング系の書籍に、手入れのいらない庭づくりに関する内容が充実しています。植える植物を減らすことや舗装すること、グラウンドカバーで雑草を抑えるといった実践的な情報が多く、ローメンテナンス化を考えている方に特に役立つと思います。図解が豊富なものが多いので、庭づくりの知識がなくてもイメージしやすいのが嬉しいポイントです。
Amazonでローメンテナンスガーデンや手入れのいらない庭というキーワードで検索すると、関連書籍がいくつか見つかります。レビューの評価や購入者のコメントも参考にしながら、自分の庭の状況に合ったものを選んでみてください。
②終活・老後の住まい整理本
終活全般を扱う本の中に、家の断捨離や老後の住まい整理の文脈で「庭の手放し方」に言及しているものがあります。シニアライフや相続・空き家問題と絡めて読むと、庭じまいの「なぜやるか」という動機づけになる情報が得られます。たとえば、老後の家の整理を扱う本には、庭の手入れコストを減らすことで老後の家計を楽にするという視点が含まれていることがあります。「庭じまいの気持ちの準備」という意味でも、この系統の本は読む価値があると思っています。
③外構・エクステリアリフォーム本
庭をカーポートに変えることや、コンクリート打設でメンテナンスフリーにするといった実例が豊富な、外構リフォームの専門書籍も参考になります。ビフォーアフターの写真がたくさん載っている本は、「うちもこんな感じにできるかも」というイメージを持つのにとても役立ちます。業者との打ち合わせ前に読んでおくと、希望を伝えやすくなるというメリットもあるんですよね。
書籍の探し方(実践的なアドバイス)
費用をかけずに効率よく情報を集める方法はこちらです。
- Amazonでローメンテナンスガーデンや手入れのいらない庭といったキーワードで検索する
- 地域の図書館のガーデニングコーナーで実際に手に取って比較する
- 国立国会図書館デジタルコレクションで庭じまいや庭の終活を検索する
- NHK出版・主婦の友社・学研プラスの書籍コーナーを書店でチェックする
書籍でざっくり理解できたとして、実際に庭じまいを進めるときって何を知っておけばいいの?
費用の目安・業者の選び方・法律の変化、この3つをおさえておくと、スムーズに動き出せますよ!
庭じまいに関する本を読んだ後に動くための基礎知識


- ローメンテナンス化と更地化、どちらが自分に合うかがわかる
- 伐採・抜根・地面整備の費用目安がつかめる
- 業者選びで失敗しない見積もりの取り方がわかる
- 2023年民法改正など、知らないと損する法律の変化がわかる
書籍や記事で「庭じまいとは何か」をざっくり理解したら、次は「実際どうやって進めるか」という具体的な話に入っていきます。ここからは、庭じまいを実際に動かすために知っておきたい基礎知識を整理していきます。
ローメンテナンス化と更地化の違いと選び方


庭じまいには大きく2つの方向性があります。ローメンテナンス化と、完全な更地化です。どちらを選ぶかによって、工事の内容も費用も大きく変わってきます。
| 方向性 | 内容 | 向いているケース |
|---|---|---|
| ローメンテナンス化 | 手入れが最小限で済む状態に整える(砂利敷き・フェンスへの切り替えなど) | 引き続き住み続ける・庭の雰囲気を残したい |
| 更地化 | 庭木・庭石・植栽をすべて撤去し草一本も生えない状態にする | 売却・相続を考えている・完全にメンテフリーにしたい |
どちらが正解というわけではなく、今後のライフプランや予算によって変わってくるものなので、家族と相談しながら決めていくのがおすすめです。ぼくがよく聞くのは、「最初はローメンテナンス化で十分と思っていたけど、やってみたらいっそ更地にしたくなった」というパターンです。
一度に全部やろうとせず、まず手入れが大変な庭木だけ処分して、その後の生活の変化を見てから次のステップを考える……という進め方も全然ありなんですよね。焦らずに、自分たちのペースで方向性を決めていきましょう。
伐採・抜根・防草シートの費用目安


庭じまいの費用は、作業の種類と規模によって大きく変わります。以下はあくまで一般的な目安として参考にしてください。地域差や庭の状態によって変わることがありますので、正確な金額は必ず業者に見積もりを依頼してください。
庭木の伐採・抜根費用(1本あたりの目安)
| 作業内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 低木の伐採(高さ1m未満) | 3,000〜5,000円 |
| 中木の伐採(高さ3m程度) | 5,000〜15,000円 |
| 高木の伐採(高さ5m以上) | 15,000〜50,000円以上 |
| 抜根(根の撤去) | 伐採費の50〜100%追加 |
| 処分費(幹・枝の廃棄) | 別途5,000〜20,000円 |
庭木の費用で見落としがちなのが、抜根(根の撤去)の費用です。幹を切るだけなら比較的安く済みますが、根ごと撤去するとなると伐採費に加えてさらに50〜100%の費用がかかることがあります。特にマツやクスノキのように根が深く張っている樹木は、抜根費用が高くなりやすいです。近隣に倒れる危険がある場合はロープワークやクレーン使用が必要になることもあり、その分費用が上がります。生垣の費用については、1mあたりの伐採・撤去が3,000〜8,000円程度、根の撤去は1mあたり2,000〜5,000円程度が目安です。
地面の整備費用(1㎡あたりの目安)
| 作業内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 防草シート敷設 | 500〜1,500円 |
| 砂利敷き | 2,000〜5,000円 |
| コンクリート打設 | 8,000〜15,000円 |
| 人工芝の施工 | 5,000〜15,000円 |
庭じまい全体でかかる費用の目安は、小規模(20〜30㎡)で20〜50万円、中規模(50〜80㎡)で50〜150万円、大規模(100㎡以上)では150万円を超えるケースもあります。防草シートは単体だと5〜7年で劣化してしまうので、砂利との組み合わせがコスパ的におすすめだとよく言われています。完全にメンテナンスフリーを目指すならコンクリート打設が有力ですが、費用はその分かかります。人工芝は見た目の自然さを保ちながら草取りをなくせる点が魅力ですが、夏場の地表温度が上がりやすいという特性もあります。
庭石や庭池の処分で知っておくべきポイント


庭石や庭池の処分は、庭木の伐採と比べると少し特殊なんですよね。費用の目安としては、庭石が1個あたり5,000〜30,000円程度、庭池の埋め立ては1㎡あたり10,000〜30,000円程度が一般的とされています。
処分前に知っておきたいお得なポイント
- 状態の良い庭石は造園業者や石材店が引き取ってくれることもある
- 蹲(つくばい)や燈籠なども、状態がよければ引き取り手が見つかることがある
- 地域の里山保全活動団体や造園関係のコミュニティに声をかけるのも手
庭池の処分では、水を抜いて土砂で埋め立て、上から砂利かコンクリートを打設するのが基本的な流れです。ただ、浄化槽や配管が残っている場合は別途処理が必要になることがあります。また、枯山水や石組みの解体は一式50,000〜200,000円になるケースもあり、想定外に費用がかかることもあるので注意が必要です。詳しくは必ず専門の業者に現地確認・見積もりを依頼するようにしてください。
業者選びで失敗しない見積もりの取り方


庭じまいを業者に依頼するとき、ぼくが最初にやった失敗は「1社だけに見積もりを出してもらって、その金額が適正かどうかわからなかった」ことです。結局、後になって別の業者に聞いたらかなり安い金額を提示されて……あのとき比較しておけばよかったと反省しました。
業者選びで後悔しないために、これだけは確認しておいてください。
- 最低3社に見積もりを依頼する(見積もりは無料が原則)
- 庭木の伐採中心なら植木屋や造園業者、外構リフォームまでなら外構業者に依頼する
- マニフェスト(産業廃棄物管理票)を発行できる業者かどうかを確認する
- Googleマップのレビューや地域の口コミサイトで評判を調べる
- 作業前に近隣への挨拶を自分でもしておく
越境した枝と空き家対策に関わる法律の変化


これは知っておいてほしい話なんですが、2023年4月に民法の改正があって、越境した枝に関するルールが変わりました。改正前は、隣の木の枝が自分の敷地に越境していても、自分では切れず、所有者に依頼して裁判になることもありました。
剪定を放置していると、思わぬ法律リスクにつながります。
- 2023年民法改正で、一定条件下では隣人が越境した枝を自ら切除できるようになった
- 管理不全の空き家が特定空家に指定されると、固定資産税が最大6倍になるケースがある
- 市区町村からの指導・勧告・命令を経て、最終的には行政代執行になることもある
庭じまいを先延ばしにすることが、思わぬ法律リスクにつながることもあるんですよね。雑草や倒木リスクのある庭を含む管理不全の空き家は、特定空家に指定される流れが現実のものになっています。庭の荒れがこういった指定につながるケースもあるので、空き家を持っている方は特に注意が必要です。
庭じまいの本を活かして次の一歩を踏み出そう


ここまで読んでくれてありがとうございます。庭じまいについて、なんとなく全体像がつかめてきたでしょうか。本や書籍で知識を得ることはとても大切ですが、庭じまいは最終的には「動く」ことが一番大事なんですよね。
ぼくも最初は情報収集ばかりして、なかなか動き出せなかった時期がありました。でも、まず庭の現状を紙に書き出して、家族と話し合ってみたら、意外とすんなり方向性が決まったんです。というわけで、次のステップとして取り組んでみてほしいことをまとめます。
- 庭じまいとは維持管理を縮小・終了する作業の総称で、前向きな終活のひとつ
- 庭じまい単独の書籍は少ないが、ローメンテナンス系・終活系・外構系の本を組み合わせると全体像がつかめる
- 伐採・抜根・地面整備など作業ごとに費用が異なり、複数業者への見積もり依頼が必須
- 2023年の民法改正や空き家対策特措法の改正など、法律リスクも早めに把握しておくべき
- まず庭の植木の本数を数えるだけでもOK。小さな一歩から始めていきましょう
最初のステップとしては、庭に出て植木の本数を数えるだけでも十分です。歩測で面積をざっくり測るのも、業者への相談をスムーズにするために役立ちます。費用の詳細や具体的な手順については、別記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひあわせて読んでみてください。
庭じまいは「庭を諦める」ことじゃなくて、これからの生活をより楽にするための選択だと思っています。一歩ずつ、無理のない形で進めていきましょう。


庭じまいの業者選びについて詳しくまとめた記事はこちらです。












