実家の庭、親が高齢になってきて手入れが追いつかなくなってきたんだよね。どこから手をつければいいんだろう。
「庭じまい」って言葉、最近よく聞くけど、具体的に何をすればいいのか、費用はどのくらいかかるのか、全然わからなくて。
ぼくも同じで、最初はほんとに途方に暮れたんですよね。
でも全体像がわかってしまえば、意外と一歩一歩は単純だったりするんです。
- 庭じまいの定義と「庭の終活」という考え方の全体像
- 実家の庭を放置し続けることで起こりうる具体的なリスク
- 作業別の費用相場とDIYとプロへの依頼の判断基準
- 親との合意形成や業者選びなど、進め方の実践的なポイント
実家の庭じまいとは何か?基本と必要な理由


- 「庭じまい」の意味と、なぜ今これが注目されているのかがわかる
- 放置すると起こる5つのリスクを具体的に理解できる
- 作業の種類・費用・DIYかプロかの判断基準が整理できる
まずは「庭じまいってそもそも何?」というところから整理していきたいと思います。
言葉は聞いたことがあっても、具体的に何をするのかよくわからない、という方も多いはずです。ここでは定義・リスク・作業内容・費用まで、庭じまいの基本をまるっと解説します。
庭じまいの定義と庭の終活という考え方


庭じまいとは、庭の維持や管理が難しくなってきたときに、庭木の伐採や撤去・抜根、雑草対策としての防草シートや砂利敷き、コンクリート舗装などを行って、手入れがほとんど不要な状態に作り変える一連の作業のことです。
「庭の終活」とか「庭の終じまい」なんて呼ばれ方もします。終活ブームの流れで、家の整理や片付けと一緒に庭もどうにかしよう、という考え方が広まってきたんですよね。
背景には、日本の高齢化問題があります。団塊世代の方々が2025年には全員75歳以上、いわゆる後期高齢者になる「2025年問題」という話があって、庭の手入れができなくなった高齢者の家庭が急増しているんです。また、2023年時点で日本の空き家数は約900万戸と過去最高を更新しています。空き家率も約13.8%に達しています。(出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」)
ぼくも最初は「庭じまい」という言葉を聞いたとき、「なんか大げさな名前だな」と思っていました。でも調べてみると、これって単なる庭の掃除じゃなくて、将来のリスクを先回りして減らすための取り組みなんだと気づいたんです。
「庭の終活」が注目される3つの背景
- 高齢化により庭の手入れができなくなった家庭が急増している
- 空き家数が約900万戸と過去最高を更新し、庭の管理問題が社会課題になっている
- 「実家じまい」ブームの中で、庭に特化した取り組みとして広まってきた
実家の庭を放置するリスクと起こりうる問題


「まあ、しばらく放っておいても大丈夫でしょ」と思いがちなんですが、実はこれがかなり危ないんですよね。ぼくも最初はそう思っていて、帰省のたびに見て見ぬふりをしていました。でも気づいたら雑草が腰の高さを超えていて……という経験があります。
放置によって起こりうるリスクは、大きく5つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
①雑草・植物の繁茂
放置した庭は、1シーズン(3〜4ヶ月)で雑草が腰の高さ以上に達することがあります。樹木も年間30〜50cm以上成長するものがあって、10年放置すると数メートル単位で広がってしまいます。
特に竹(モウソウチクなど)は繁殖力が強く、1年で根が10m以上広がることもあります。隣地に根が侵入してしまうと、民事上の損害賠償問題に発展するケースもあるので注意が必要です。「うちの庭の中だけの話だから」と思っていても、植物の根は敷地の境界線を気にしてくれないんです……。
②害虫・害獣の発生
繁茂した草木や積み重なった落ち葉は、ゴキブリやムカデ、スズメバチ、ネズミ、イタチなどの住処になります。スズメバチの巣は6〜10月にかけて急激に大きくなり、撤去費用は1箇所あたり1〜3万円前後かかることもあります。空き家の場合、誰も気づかないまま巣が育ってしまうことも多いんですよね。害虫が隣家に侵入してしまうと、近隣トラブルに発展するリスクもあります。
③近隣トラブル
草木が隣地に越境してしまうと、民法上は隣地所有者が切除を請求できます(民法233条)。2021年の民法改正(2023年施行)により、越境した竹木の枝は一定条件のもとで隣地の方が自ら切除できるようにもなりました。つまり、気づかないうちに隣家の方が合法的に切ってしまうことも、ありえる話になったんですよね。落ち葉が隣地の排水溝を詰まらせたり、倒木が隣地の建物や車を損傷させたりするケースも、実際に起きています。
④特定空家・管理不全空家の認定リスク
2023年12月に施行された改正「空家等対策特別措置法」では、「管理不全空家」という新しい区分が設けられました。管理不全空家に認定されると、住宅用地の固定資産税の特例(最大1/6軽減)が解除される可能性があります。固定資産税が最大6倍になる可能性があるということですよね。これはかなり大きな話です。
さらに「特定空家」に認定されると、行政から是正勧告→命令→代執行(強制撤去)の対象になることも。代執行の費用は所有者に請求されるため、数十万〜数百万円規模になるケースもあると言われています。「なんとなく放置していたら、気づいたら行政から通知が来ていた」みたいなことになりかねないので、早めに動くのがおすすめです。
⑤資産価値の低下
庭が荒れた状態では、不動産売却時に買主への印象が著しく悪化します。どれだけ建物の中が綺麗でも、庭が荒れ放題だと「管理が行き届いていない物件」という印象になってしまうんですよね。荒れた庭の整備費用が売値からマイナス交渉される要因になったり、仲介業者から庭の整備を売却条件として提示されたりすることもあります。
庭じまいは「お金がかかること」ではなく、「損を防ぐための先行投資」と考えると、見え方が変わってくるかもしれません。
放置によって起こりうるリスクをまとめると、こんな感じです。
- 雑草・竹が隣地に侵入して損害賠償問題に発展する
- スズメバチやネズミなどの害虫・害獣が発生して近隣トラブルになる
- 管理不全空家に認定されて固定資産税が最大6倍になる可能性がある
- 庭が荒れた状態で売却交渉に入ると、値引きを求められやすくなる
庭じまいに含まれる主な作業内容の一覧


庭じまいと一口に言っても、具体的な作業内容はいくつかあります。自分の実家にどんな作業が必要かを考えるための参考にしてみてください。ここでは主な作業を7つに分けて説明します。
伐採(樹木の枝・幹を切る)
庭木の枝や幹を切り落とす作業です。樹木を小さく整えたり、完全に撤去するための第一歩になります。樹高が高いほど費用も上がりますし、作業の危険度も増します。特に3m以上の高木は、脚立では届かず特殊な装備や技術が必要になることも多いです。
抜根(根を掘り起こす)
伐採後に残った根を掘り起こして完全に除去します。根を残したままにするとヒコバエ(新芽)が出てくるため、庭じまいでは抜根まで行うのがおすすめです。「木を切ったのに、また生えてきた」という話はよくあって、根がある限り植物は生き続けようとするんですよね。根の大きさや深さによっては重機が必要になることもあり、費用も伐採より高くなることがあります。
草刈り・除草
繁茂した雑草を刈り取ります。草丈が低いうちはDIYでも対応しやすいですが、腰の高さを超えてくると作業量がかなり増えます。根から除去する「抜草」はさらに効果的ですが、費用も体力的な負担も高くなる傾向があります。草刈りだけでは根が残るため、翌年また生えてくることがほとんどです。根本的な対策には、防草シートや砂利敷きと組み合わせることが大切です。
防草シート施工・砂利敷き
防草シートは雑草の発生を抑制するシートを地面に敷く作業で、砂利や人工芝と組み合わせて使うことが多いです。シートのグレードによって耐用年数が大きく変わり、安価なシートで3〜5年、高品質なシートで10年以上持つものもあります。長期的なコストで考えると、品質の高いシートを選ぶほうがトータルで安くなることもあるんですよね。
防草シートと砂利の組み合わせが、庭じまいの仕上げとして最もポピュラーです。砂利を敷くことで、防草シートが紫外線で劣化するのを防げるというメリットもありますし、砂利の上を歩くと音がするため、防犯対策にもなるという点も地味に嬉しいポイントです。
コンクリート・アスファルト舗装
地面をコンクリートで固める方法です。完全に雑草の発生を防げる一方、費用は砂利敷きより高くなります。駐車スペースにしたい場合や、とにかく管理を楽にしたいという場合に選ばれることが多いです。ただ、コンクリートは一度打ってしまうと元に戻すのが大変なので、将来的な活用方法も考えながら選ぶのがおすすめです。
フェンス・ブロック塀の設置や撤去
古くなったフェンスやブロック塀の撤去、または新しいフェンスの設置なども、庭じまいと合わせて行われることがあります。特にブロック塀は、老朽化すると地震の際に倒壊する危険があります。庭じまいのついでに点検してもらい、必要であれば対応しておくと安心だと思います。
実家庭じまいでDIYできる範囲とプロに任せる判断基準


「全部業者に頼むのは費用的に厳しい」という方も多いと思います。実際、一部の作業は自分でできるものもあります。ただ、ぼくが最初に「自分でやってみよう」と思ったとき、思っていた以上に大変だったんですよね……。腰を痛めながら草刈りを続けた経験があって、何でもDIYで乗り切ろうとするのは考えものだな、と実感しました。
| 作業内容 | DIY可否 | ポイント |
|---|---|---|
| 草刈り・除草(範囲が狭い場合) | ◯ 可能 | 草丈が低いうちなら対応しやすい。刈払機のレンタルも活用できる |
| 防草シート施工 | ◯ 可能 | ホームセンターで材料が揃う。施工動画も参考にしやすい |
| 砂利敷き(少量) | △ 部分的に可能 | 広範囲になると砂利の運搬だけでも重労働になる |
| 高木(3m以上)の伐採 | ✕ プロ推奨 | 落下事故・隣家への倒木リスクあり |
| 抜根 | ✕ プロ推奨 | 重機が必要になる場合が多い |
| コンクリート舗装 | ✕ プロ推奨 | 水勾配の設計ミスで雨水がたまる原因になる |
たとえば30平米の庭に砂利を敷くとなると、砂利の重量は数百kg単位になることもあります。「ちょっとやってみようかな」という気軽さで始めると、途中で挫折することも……。安全面や近隣への影響を考えると、少しでも迷ったらプロに相談するのが無難だと思っています。最終的な判断は、必ず専門家にご相談ください。
庭じまいにかかる費用相場を作業別で解説


庭じまいを考えるうえで、費用感はやっぱり気になりますよね。以下の表はあくまで一般的な目安です。業者や地域、作業難易度によって大きく変わることがあるため、必ず複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
| 作業内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 伐採(樹高3m未満・1本) | 5,000〜15,000円程度 |
| 伐採(樹高3〜5m・1本) | 15,000〜30,000円程度 |
| 伐採(樹高5〜7m・1本) | 30,000〜60,000円程度 |
| 抜根(幹径10cm未満・1本) | 5,000〜15,000円程度 |
| 抜根(幹径10〜30cm・1本) | 15,000〜30,000円程度 |
| 抜根(幹径30cm以上・1本) | 30,000〜100,000円以上 |
| 草刈り(10〜20平米) | 5,000〜10,000円程度 |
| 草刈り(30〜50平米) | 15,000〜30,000円程度 |
| 防草シート施工(1平米) | 800〜1,500円程度 |
| 砂利敷き(1平米) | 3,000〜6,000円程度 |
たとえば、30平米の庭に防草シートと砂利を敷く場合、目安として9万〜18万円前後になることがあります。これに加えて庭木が数本あれば伐採・抜根費用もかかってきます。庭木1本の伐採+抜根で2〜5万円程度かかるとすると、3本あればそれだけで6〜15万円の追加、みたいな感じです。
費用の話はわかったけど、実際に進めようとすると、親の同意を得るのが一番大変そうな気がしてて……。
そうなんです。「長年育てた庭を壊したくない」って言われると、どう説明すればいいのか困ってしまって。
実家の庭じまいを成功させる進め方と注意点


- 親の気持ちに寄り添いながら合意を得るための具体的な言い方がわかる
- 庭じまいを始めるベストなタイミングと季節感がつかめる
- 業者の種類と選び方、見積もりで確認すべきポイントが整理できる
- 庭じまい後の実家活用(売却・賃貸・相続)への連動イメージが持てる
庭じまいの全体像がわかったところで、次は「実際にどう進めるか」の話です。作業内容や費用と同じくらい大切なのが、親との合意形成やタイミングの見極め、業者の選び方です。ここが一番難しくて、一番大事なところかもしれません。
親との合意形成で大切にしたいポイント


競合記事を読んでいて気になったのが、「作業内容」や「費用」の話はたくさんあるのに、「親の説得をどうするか」という話がほとんどないんですよね。でも実際に庭じまいを進めようとすると、親の同意を得ることが一番のハードルになることが多いんじゃないでしょうか。
ぼくの実家でも、「庭の木を切るなんてもったいない」「長年育てた庭を壊したくない」と親が抵抗を示したことがあります。何十年も手をかけて育ててきた庭は、親にとっては単なる「庭」ではなく、思い出や誇りが詰まった場所なんです。そこをいきなり「処分しよう」と言っても、うまくいかないのは当たり前かもしれません。
感情を否定せず、まず「聞く」から始める
「庭の管理が大変でしょ?」という問いかけより、「この庭、どんな思い出があるの?」と聞くほうが話が進みやすいと感じています。庭への愛着を否定せずに受け取ってから、「だからこそ、きれいな状態で維持できる形に変えたい」という流れで話すと、受け入れてもらいやすいかもしれません。
たとえば、「手入れができなくなって荒れてしまうより、砂利敷きにしてすっきり保つほうが、庭を大切にしていることになるんじゃないかな」みたいな言い方が、受け入れてもらいやすいかもしれません。「壊す」ではなく「維持しやすくする」という言葉のフレームが大事だと思っています。
リスクは「脅し」ではなく「心配」として伝える
放置すると近隣トラブルになる可能性があること、特定空家に指定されるリスクがあることなどは、ちゃんと伝えたほうがいいと思っています。ただ、「こんな大変なことになるよ!」と脅すような言い方ではなく、「心配しているから、一緒に考えたい」というトーンで話すのがおすすめです。
「近所に迷惑をかけたくないよね」という共通の気持ちに乗っかるのが、一番自然な入り口かもしれません。特に「ご近所から何か言われる前に対処しておきたい」という言い方は、親世代に響きやすいと感じています。
ビフォーアフターの写真を見せる・一度に全部決めようとしない
言葉で説明するより、実際の施工事例の写真を見せると伝わりやすいです。業者のホームページやSNSには施工事例が掲載されていることが多いので、一緒に見ながら話し合う、みたいな進め方もおすすめです。「こんなに綺麗になるなら、やってもいいかな」と思ってもらえると、話がぐっと進みやすくなりますよね。
庭全体を一気に変えようとするのではなく、「まずこの一角だけ試してみようか」という小さな提案から始めるのも有効です。人間って、変化に対して抵抗を感じるものですよね。小さな成功体験を積み重ねていくことで、「思ったより悪くなかった」という感覚を持ってもらいやすくなります。
庭じまいを始める最適なタイミングの見極め方


「いつ始めるか」も重要な問いですよね。ぼく個人的には、親が元気なうちに一緒に進めるのがベストだと思っています。
理由は大きく2つあります。まず、庭に思い入れのある木があるとか、残したい石があるとか、そういう細かい希望は本人が元気なうちでないと確認できません。「あの木は父が植えた木だったから残しておいてほしかった」という話を聞くことがあって、そういう後悔は取り返しがつかないんですよね。また、業者との打ち合わせや契約には、ある程度の判断力が必要です。認知症が進んでからでは、本人の同意を得ることが難しくなってしまいます。
庭じまいに向いている季節と、空き家の場合の注意点
- 伐採・抜根は葉が落ちている冬〜早春(11月〜3月頃)が作業しやすい
- 草刈りは雑草が伸び始める春(4〜5月)の前に行うと、その後の管理が楽になる
- 空き家になっている場合は、相続手続きが完了しているかを先に確認する
依頼先の種類と業者の選び方のポイント


庭じまいを誰に頼むか、というのも意外と悩みどころです。一口に業者といっても、造園業者や外構業者、不用品回収業者、解体業者など、いろんな種類があって、得意な作業がそれぞれ違います。
| 業者の種類 | 得意な作業 | 注意点 |
|---|---|---|
| 造園業者 | 伐採・剪定・抜根・植栽の撤去 | 外構工事は対応外のことも |
| 外構業者 | 砂利敷き・コンクリート舗装・フェンス設置 | 樹木作業は別業者のことも |
| 不用品回収業者 | 庭石・植木鉢などの撤去・処分 | 施工工事は対応外のことが多い |
| 解体業者 | ブロック塀の撤去・重機作業 | 植栽の扱いが不得意なことも |
たとえば、庭木の伐採・抜根がメインなら造園業者、砂利敷きやコンクリート舗装がメインなら外構業者、という感じで使い分けるのが自然かもしれません。最近は「庭じまい専門」や「庭の片付け一括対応」を謳っている業者も増えてきているので、一社にまとめてお願いするほうが段取りは楽になりますよね。
業者を選ぶ際は、ホームページに施工事例が掲載されているか、口コミ・評判を確認できるか、見積もりが丁寧かどうかあたりを見るのがおすすめです。「とにかく安い業者」より、「説明が丁寧で信頼できる業者」を選ぶほうが、後々のトラブルを防ぎやすいと思っています。
見積もりを取る際に確認すべき重要事項


複数業者から見積もりを取ることは、庭じまいを進めるうえで特に大切なステップだと思っています。同じ作業内容でも、業者によって価格が2〜3倍変わることもあるんですよね。1社だけで決めてしまうと、相場感がわからないまま高い費用を払ってしまうリスクがあります。できれば3社以上から見積もりを取るのが理想です。
見積もりを取る際に確認しておきたいポイントはこちらです。
- 作業内容が「一式〇〇万円」ではなく明細で書かれているか
- 撤去した木・土・コンクリートなどの廃材処分費用が含まれているか
- 重機が必要な場合、その費用が含まれているか
- 施工後のアフター保証があるかどうか
庭じまい後に考えたい実家活用の次のステップ


庭じまいはゴールではなく、実家をこれからどうするかを考えるためのスタートでもあります。庭が整ってはじめて「この実家、売ろうかな」「賃貸に出せないかな」という次の検討がしやすくなるんですよね。逆に言うと、庭が荒れた状態のままでは、売却も賃貸も話が進みにくいことが多いんです。
売却を考える場合、庭が整備されていると買主への第一印象がぐっとよくなります。荒れた庭のままだと「整備費用分を値引きしてほしい」という交渉が入りやすいため、庭じまいは売却価格の維持にもつながります。庭じまいにかけた費用が、売却価格の下落を防ぐことで回収できるというケースも少なくないと思います。
空き家として維持するにしても、庭の管理が不要な状態になっていれば、管理コストを大幅に減らせます。草刈りや剪定を業者に定期依頼していた費用がなくなるだけで、年間数万円のコスト削減になることもあります。賃貸に出す場合も、手入れのいらない庭になっていると入居者への訴求力が上がりますよね。
また、実家の相続手続きと庭じまいを並行して進めると、スムーズに次のステップに移りやすくなります。「庭をどうするか」という具体的な話題があることで、なかなか切り出せなかった実家の将来についての会話が始まりやすくなる、みたいな感じです。相続まわりは司法書士や弁護士など、専門家にご相談ください。
実家の庭じまいをスムーズに進めるためのまとめ


というわけで、実家の庭じまいについて一通り解説してきました。庭じまいって、最初はハードルが高く感じるかもしれません。ぼく自身も最初は「何から手をつければ……」と途方に暮れていました。でも、全体像がわかってしまえば、意外と一歩一歩は単純だったりします。
まずは「今の実家の庭がどんな状態か」を改めて確認してみることから始めてみてください。そこから必要な作業が見えてきます。費用や法律まわりの判断については、必ず専門家にご相談のうえで進めることをおすすめします。
- 庭じまいとは、伐採・抜根・砂利敷き・防草シート・コンクリート舗装などを通じて、手入れ不要な庭に作り変える一連の作業のこと
- 放置すると雑草の繁茂・害虫発生・近隣トラブル・特定空家認定・資産価値の低下など5つのリスクがある
- 草刈りや防草シートはDIYで対応できる部分もあるが、高木の伐採や抜根はプロへの依頼が安全
- 費用は作業内容や規模によって大きく変わるため、必ず複数業者に見積もりを依頼する(3社以上が理想)
- 親が元気なうちに一緒に進めるのが理想。感情に寄り添いながら「壊す」ではなく「維持しやすくする」という言い方で合意形成を図る
- 庭じまいは売却・相続・空き家活用など、次のステップへの入口にもなる
この記事の数字はあくまで一般的な目安ですので、正確な情報は各業者や公式サイトでご確認ください。具体的な業者の探し方や費用をもう少し詳しく知りたいという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
【内部リンク挿入箇所:庭じまい業者の選び方・費用詳細のDo記事へのリンク】


庭じまいの業者選びについて詳しくまとめた記事はこちらです。












